7月10日(日)に福島競馬場、芝2000mで行われるハンデ重賞、七夕賞。ここに出走を予定しているプリマヴィスタ(栗東・矢作芳人厩舎)がレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　CWでの3頭併せ。エバーグローが先頭、これにミスターホワイトが続き、一番後ろからプリマヴィスタ。道中は決して速くないラップだったこともあるが、3コーナーから4コーナーでは内を回る2頭に対して、本馬は外を回っていく。

　最後の直線に向いたところで遠心力があって、前2頭との差が再びひらいたが、そこから詰めていって、最後はミスターホワイトに並びかけようとする。ただ、相手もかなり動いて、手応えはやや劣勢に映ったが、ゴール前のラップはこちらの方が0.1秒速い11.5秒でフィニッシュ。

　全体時計は6F82.7〜5F66.9〜4F51.9〜3F36.6〜2F22.9〜1F11.5秒。3勝クラスを勝った時の1週前追い切りのような、ラスト1F最速ラップは踏めなかったが、最後の直線のラップは今回の方が数段上。状態はかなり良いと判断できる。

(取材・文：井内利彰)