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【函館記念】橋田師 全10場重賞V達成なるか スカーフェイスとともに厩舎一丸

デイリースポーツ
  • 2022年07月15日(金) 06時10分
 「函館記念・G3」(17日、函館)

 史上7人目のJRA全10場重賞制覇が懸かる橋田満調教師(69)=栗東=が、函館伝統の一戦にスカーフェイスを送り出す。98年宝塚記念を勝った希代の快速馬サイレンススズカ、99年ダービーを制したアドマイヤベガなど、多くの活躍馬を輩出した名トレーナーも23年2月いっぱいで定年。記録達成のラストチャンスに、スタッフ一丸となって突き進む。

 橋田師はここまでJRA重賞63勝(うちG1・11勝)を挙げ、さらに世界中を転戦したディアドラで20年の英G1・ナッソーSも制覇した。そんな名トレーナーも85年に開業してから、なぜか函館の重賞だけは縁がなかった。函館では常設重賞が現行で函館記念函館スプリントS、函館2歳Sの3つしかない。さらに橋田厩舎にとっては、オープン馬を夏の北海道シリーズにあまり遠征させてこなかったという事情もあり、重賞タイトルに手が届かなかった。

 「函館には主に下級条件馬を連れてきて使ってきたから。函館2歳Sには早くから使っている馬を持ってきていないし、函館スプリントSもスプリンターがそんなにいなかったからね」と説明する。その言葉通り、過去に函館2歳Sには5頭、函館スプリントSには3頭(他に函館で施行された13年キーンランドCに1頭)しか出走させていない。

 18年クイーンS(札幌)をディアドラで制し、全10場重賞V達成にリーチをかけてから4年。「まあ、意識せず、変わらずやりますよ」と指揮官は自然体だが、「でも、記録のことを言っていただけるので、皆さんのお気持ちには応えたい」と静かに闘志を燃やしている。「橋田先生の記録達成が懸かっているので、血眼で勝ちに行きたいと思います」と竹之下助手も強い意気込みを示す。函館記念での最高成績は02年のトーワトレジャーの3着。着実に力を付けてきたスカーフェイスが、厩舎一丸の思いを背負って一世一代の走りを見せる。

提供:デイリースポーツ

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