先週で函館開催が終了し、札幌開催がスタート。その他は先週から継続されるため、今週は福島、小倉、札幌の3場開催となります。

　重賞は1レースのみとなっており、日曜日に中京記念(GIII)が開催。2年前には三連単「330万馬券」と荒れているレースで、ハンデ戦ということからも難解なレースといえるでしょう。

　ただ、大荒れとなった2年前は阪神開催で、昨年の小倉開催は比較的平穏な決着。今年は昨年に引き続き小倉開催となるだけに、どちらに転ぶかの判断は必要となりそうです。

　ただ、昨年は12頭立てだった中京記念も今年は16頭のフルゲート。メンバー的にも穴馬の台頭はありそうで、波乱となる可能性は十分に考えれられるでしょう。

　そんな馬券的にも楽しみな一戦を、妙味重視のAIはどう予想するのか…。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。

◆ヒモ荒れ期待の人気馬チョイス？

　今週の中京記念でAIが本命に抜擢したのは、人気になることが予想されるミスニューヨークでした。

　本馬は栗東・杉山晴紀厩舎の所属馬で、同厩舎のデアリングタクトが三冠を達成した秋華賞(GI)でも5着と健闘。昨年は重賞初制覇も成し遂げ、めきめき頭角をあらわしてきた1頭です。

　前走はヴィクトリアマイル(GI)で10着と敗れましたが、勝ち馬ソダシとの差は0.7秒。さすがにGIレベルとなればメンバーも強力ですから、このタイム差なら健闘したといえるでしょう。

　また、同レースは18番人気のローザノワールが逃げて4着に粘り込むなど前有利な流れだったことが考えられ、差しに回ったミスニューヨークの敗戦は仕方のないところ。展開さえ向けばもう少しやれていたでしょうから、それらを考えればここでも十分に通用するはずです。

　3走前にはターコイズS(GIII)を制し、2走前は中山牝馬S(GIII)で3着と今回と同じグレードなら安定感抜群。今回もその際と同じM.デムーロ騎手が騎乗予定ですから、当然のごとく好勝負を期待できるでしょう。

(netkeiba編集部)