「
アイビスサマーダッシュ・G3」(31日、新潟)
新たな“千直女王”の誕生へ。直線競馬は2戦2勝の
マリアズハート。21年秋のルミエールADの再現と言わんばかりに、前走の韋駄天Sでは力強い伸び脚を披露した。菊沢師は「千直に限らず、短距離は合うけど、(千直だと)いい感じに脚がたまるんだよね。それが最後の脚につながっているのでは」とコース適性を感じ取る。
前走Vの直後に、すぐさまここを
ターゲットに定めた。1週前追い切りを終えた段階では「今の時点では少し重いけど、週末と来週やって変わってくると思う」と指揮官。ここまでの調整過程に狂いはない。
この舞台を走る時だけ
ピンポイントでコンビを組んでいる菊沢は、「前走は直線競馬の適性をしっかり示してくれました。結果を残せて良かった」と韋駄天Sの快勝を振り返る。千直のスペシャリストとして存在感を発揮するパートナーに、「どの条件でも走ってくれますが、コーナーがない直線競馬は、のびのびと走れるので合っているようです。重賞でもチャンスはあると思うし、楽しみですね。あとはいい枠を引きたいです」と絶大な信頼を寄せる。
21戦目にして、重賞初タイトルを視界に捉えた。越後の開幕週で6歳牝馬が素質の開花宣言を告げる。
提供:デイリースポーツ