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【アイビスSD】香港の名手ホー 日本競馬初見参 直線競馬はお手の物 旋風巻き起こす

デイリースポーツ
  • 2022年07月29日(金) 14時30分
 「アイビスサマーダッシュ・G3」(31日、新潟)

 7月30日から8月28日まで日本での初の短期免許を取得したチャクイウ・ホー騎手(32)=香港=が28日、栗東トレセンで初めて調教に騎乗した。直線競馬にはなじみが深く、アイビスSDでは有力馬のアヌラーダプラに騎乗予定。香港の名手が早速、強烈なインパクトを日本競馬界に与える。

 騎手として初来日したホー。待ちきれないとばかりに早速、栗東トレセンを訪れ、2頭にケイコをつけた。日本での新たな拠点に、香港の名手は「素晴らしい環境」と絶賛。「力強さ、馬を大事に感じて乗るというのがアピールポイント。得意な戦法は馬による」と変幻自在の騎乗で勝ち星量産を約束した。

 20、21年香港マイル連覇など香港G1・6勝のゴールデンシックスティの主戦を務め、現地では名うての存在だ。日本でもおなじみのモレイラやパートンらとしのぎを削り、直近の3年間のリーディングは4、4、5位をキープ。小倉記念(8月14日・小倉)では毎日杯覇者ピースオブエイトとのコンビが所属するシルク・ホースクラブのホームページで発表されるなど、続々と騎乗の依頼も。「日本にずっと来たいと思っていた。国際的に有名な騎手も多いし、自分も技術を向上させたい」と熱く意気込む。

 21年のクイーンエリザベス2世CではラヴズオンリーユーをVに導いた。元々日本競馬にも関心は高く、「世界中で日本馬が活躍しているし、ファンの方も世界一。テレビで見てもG1の歓声はすごい。楽しみ」と目を輝かせる。日本には幼少期から両親と何度も旅行で訪れており、香港でも納豆を毎朝食べるほどの親日家。生活に大きな不安がないのも強みだ。

 今週の30、31日は新潟で計11鞍に騎乗。アイビスSDではアヌラーダプラで重賞制覇を狙う。レース戦略については、「枠順が出てから。映像も見て勉強するよ」と明かさなかったが、新潟千直の対応には自信。「直線競馬は香港にもあるし、イギリスでも数多く経験しているから大丈夫」とニヤリ。香港の名手の手綱さばきに注目だ。

提供:デイリースポーツ

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