「
ダリア賞」(6日、新潟)
「いい体になってきたでしょ。一度勝つと自信を持つのか、馬って変わってくるんだよね」と
清水英克調教師(56)=美浦=の指差す方を見ると、
ブーケファロス(牡2歳)が、落ち着き払った雰囲気で悠然と厩舎内を歩いている。
最終リハは美浦坂路で
ダイゴシンリュウ(3歳未勝利)と併せ、馬なりのまま4F56秒6-12秒9で併入。「坂路では動くし、中1週でも問題なくいい感じ。現状では千四もいい。好勝負を期待だね」と力強い。
22年デビューの2歳は現在3頭で、勝ち上がりはブーケだけだが、あと2頭も2、4着とV目前。3歳馬では春のクラシックシーズンこそ不本意だった
アケルナルスターが7月23日の
利尻特別で2勝目、
モチベーションが同24日の1勝クラス2着と反撃態勢。6月には
ケイティクレバーが
東京ジャンプSをV。8年ぶりの重賞タイトルを運んできた。指揮官は「ここ1、2年、厩舎もいい流れだね。また今年の暮れから来年へ向けて、
ブイブイ言わせたい」と楽しそうに笑っていた。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ