◎14日(日)に行われる第58回
小倉記念(GIII)に出走を予定している
ジェラルディーナ(牝4、栗東・
斉藤崇史厩舎)について追い切り後の
斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。
・私が管理を始めた時から口向きがあまり良くありませんでした。左回りで特にそれが顕著でしたからずっと右回りを使っていました。(ここにきて)改善されてきましたので(前走の
鳴尾記念で)初めて左回りを使わせてもらいましたが、やはり3、4コーナーの回りがスムーズでは無くて、そこで置かれる形になりました。それでも直線は良い脚を使って何とか2着に来てくれました。賞金も加算できて、良かったと思います。
・(オープンに上がっての印象は)スムーズではなかったり、最後伸びてきても途中ロスがあったりと勝ち切れないのですが、大きく崩れませんし、力のあるところは見せています。
・(中間の過ごし方は)レース後はいつものようにノーザンファームしがらきに放牧に出して、気持ちをリフレッシュさせて、栗東トレーニングセンターに戻ってきました。回を追うごとに落ち着きも出てきています、いい状態で戻ってきました。
・(1週前追い切りは)ここ最近は併せ馬で先行して、後ろから併せてもらってという形でやっています。相手も同じレースを使う馬(
ヒンドゥタイムズ)で、結構動いたので最後は手応え的に劣るかなとも見えましたが、これで良くなるという感じがあったので、ちょうどいい感じかなと思います。
・(最終追い切りは)確認程度に福永騎手に乗ってもらいましたが、折り合いの部分も大丈夫でしたし、後ろから馬が来たらしっかり反応してくれました。1週前より一段階上がっていると思います。
・(成長面は)昨年に比べますと気性面で大分落ち着きが出てきましたし、それが身体の成長にもつながっています。ハミ受けの面も良くなって、全体的にしっかりしている印象です。
・(レースのイメージは)基本、騎手にお任せする形ですが、下のクラスとはいえ(小倉競馬場では)強い勝ち方を2回しています。また右回りの方が競馬をしやすいので、いいレースになると思います。
・(引退された)石坂正調教師が大切にしていた血統です。引き継がせていただき、何とか結果を残して、タイトルを何とか一つでも二つでも多く獲らせてあげたいと思っています。善戦はするものの、なかなか勝ち切れないレースが続いています。しかし馬はしっかりしてきて状態もいいので、ぜひ応援よろしくお願いします。
取材:檜川彰人
ラジオNIKKEI