10日の門別1Rで
ヴァイスホルン(牝2・北海道・
川島洋人厩舎)が優勝。この勝利により、鞍上の
五十嵐冬樹騎手は現役騎手1人目となる通算2500勝を達成した。
五十嵐冬樹騎手は1975年9月30日生の46歳。1993年9月に騎手免許を取得し、同年10月にデビュー。10月20日の帯広4Rで
コウチファスターに騎乗し初勝利を挙げた。以降、
プリンシパルリバー、
クラキングオー、
コスモバルク、
モエレジーニアス、コンテ、
サザンヴィグラス、
リンゾウチャネルなどの手綱を執り、現時点の重賞勝ち鞍は「73」にのぼる。
コスモバルクとのコンビで
中央競馬にも参戦。2003年のラジオたんぱ杯2歳S(GIII)と2004年の
弥生賞(GII)を連勝し、同年の
皐月賞(GI)では1番人気に支持され2着となるなど牡馬クラシック三冠路線でも好走した。
菊花賞(GI)
トライアルの
セントライト記念(GII)では、単勝1.3倍の圧倒的支持に応えて逃げ切り勝ちをおさめている。
その後も
中央競馬のGI路線に参戦を重ねたほか、海外遠征も敢行。2006年に
シンガポールのクランジ競馬場で行われた
シンガポール航空インターナショナルカップ(G1)を制し、日本調教馬の同レース初制覇、ならびに地方所属馬史上初となる海外G1初制覇を果たしている。