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【POG】1億超の高額馬テンカノギジンは9・4新潟で初陣(美浦発)

デイリースポーツ
  • 2022年08月20日(土) 11時20分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 やや猛暑に陰りが見えたこの週中。馬のためにも、人間のためにも、このまま暑さがぶり返すことなく秋を迎えてほしいものです。

 さて先週の新馬戦は土曜新潟の芝1600mを制したのがエナジーチャイム(牝、手塚)でした。祖母のアフリカンピアノは未出走ですが種牡馬にもなっているワールドエースのひとつ下の全妹。全弟に菊花賞天皇賞・春を勝ったワールドプレミア、半弟にヴェルトライゼンテという良血。母カリンバは小さい馬でしたが、運動神経が良さそうな走りで2勝を挙げています。こちらも母に似て小柄ですが、逃げる形から2着馬が接近すると二枚腰を見せて勝利。あのまま差される感じはしませんでしたし、まだ余力がありそうでしたね。次走は未定ですが、また楽しみな馬が現れましたね。

 土曜新潟の芝1400m新馬戦を勝ったのはハーエクセレンシー(牝、大和田)。芝の千四らしくスローペースでしたが、直線だけできっちり差し切りました。加速ラップをしっかり差し切っていますので、なかなか良質なエンジンを積んでいるのは間違いなさそう。ダイワメジャー産駒で差し脚を武器にする馬は珍しいですし、こちらも小さいながら楽しめそうですね。次走は未定ですが、どういう成長を見せるか楽しみです。

 日曜新潟芝1800mの新馬戦を勝ったのはヒシルリアン(牡、宮田)でした。次走はアイビーS(10月22日・東京、芝1800m)か百日草特別(11月6日・東京、芝2000m)を予定している。

 さて、6月の東京1週目の新馬戦を勝って放牧に出ていたノッキングポイント(牡、木村)はサウジアラビアRC(10月8日・東京、芝1600m)を目標に進めるとクラブから発表がありました。初戦はまだまだ余裕を残した内容だったと思いますし、2戦目でどんな競馬を見せてくれるか楽しみですね。

 27日の新潟芝1600m・牝馬限定でデビューを予定しているアスパルディーコ(牝、蛯名正、父ブラックタイド母アパパネ)ですが、同じ蛯名正厩舎からは父キズナ母キズナ2という血統のオールアイズオン(牡)が9月4日・新潟芝1800mの新馬戦を柴田善で予定しています。

 セレクトセールで税込み1億560万円という高値で取引されたテンカノギジン(牡、手塚、父エピファネイア母モスカートローザ)も同じレースを予定。鞍上は戸崎圭。

 ホウオウドラッカー(牡、奥村武、父ドレフォン母ホウオウパフューム)の母は3勝馬ながら重賞でも上位に評価されたことのある素質馬。こちらは9月3日・新潟、芝2000mの新馬戦を田辺で予定。(馬三郎美浦支局・木村)

提供:デイリースポーツ

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