8月25日(木)に
佐賀競馬場で行われる
サマーチャンピオン(3歳上・JpnIII・ダ1400m)。2001年に創設されたレースで、2007年からはハンデ戦として行われている。
中央競馬では夏競馬最大の
ハイライトである
札幌記念を終えたが、夏競馬はまだまだ続く。中央だけではなく、
地方競馬で行われるアツい戦いにも注目したい。“夏の王者”に輝くのはどの馬か。
発走は25日(木)の18時00分。主な出走馬は以下の通り。
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コンバスチョン(牡3、美浦・
伊藤圭三厩舎)
昨年6月のデビューから2連勝。続く
兵庫ジュニアグランプリ、
全日本2歳優駿でも連続して2着に好走し、世代トップクラスの実力を証明した。明け3歳は
ヒヤシンスSから始動。最内から鋭く抜け出し勝利を飾ると、翌月にはドバイへの遠征を敢行しUAEダービーに出走した。古馬との対決は初になるが、53kgの斤量で出走出来るのは魅力。国内外の様々な競馬場で経験を積み、帰国初戦を叩いて重賞初制覇への態勢は十分だ。
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レディバグ(牝4、栗東・
北出成人厩舎)
前走のスパー
キングレディーCで、
かしわ記念覇者
ショウナンナデシコと、重賞7勝馬
サルサディオーネの間に割って入り2着に好走。ともに3kgの斤量差があったとはいえ、牡馬相手にJpnIを勝利した
ショウナンナデシコをクビ差まで追い詰めた。デビューから掲示板を外したのは2回のみと堅実な走りが魅力。どこからでも末脚を発揮できる自在性を武器に、悲願の重賞初制覇に挑む。
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リュウノシンゲン(牡4、佐賀・
山田徹厩舎)
2020年の6月に岩手競馬でデビューし、翌年の
東北優駿を制するなど重賞7勝の大活躍。その後、2021年秋に川崎競馬へ移籍し、園田競馬の楠賞で2着に好走するなど全国区での活躍を見せた。今年4月の柏の葉OPを最後に当地に移籍。転入初戦の
遠賀川特別を勝利し順調な滑り出しを見せると、3連勝で
吉野ヶ里記念を制した。
JRA勢は強力だが、3連勝中の勢いと52kgの軽ハンデを生かし好走を期待したい。
他にもダート
グレード競走6勝の古豪
サクセスエナジー(牡8、栗東・
北出成人厩舎)や、2020年の
NHKマイルC覇者
ラウダシオン(牡5、栗東・
斉藤崇史厩舎)、今年の
東京スプリントを制した
シャマル(牡4、栗東・
松下武士厩舎)などが出走する。