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【セントウルS】ソングライン 活気あふれるソニンクの牝系 G1馬ディアドラら輩出

デイリースポーツ
  • 2022年09月05日(月) 06時00分
 「セントウルS・G2」(11日、中京)

 実際に私がそうだったのだが、旧約聖書を読み始めてまず挫折するのが、序章に訪れる創世記第10章である。「ノアの子セム、ハム、ヤペテの系図は次のとおりである。ヤペテの子孫はゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メセク、テラスであった。ゴメルの子孫はアシケナズ、リパテ、トガルマ。ヤワンの子孫は…」。ここを乗り越えられるかが読破するポイントらしい。

 ただ、角度を変えてこれを競馬に当てはめれば、見えないものが見えるようになる気がする。例えば、ソングラインの牝系は幅広く繁栄しており、特に3代母ソニンクからの系図は裾野が広い。

 言うなれば「ソニンクの子アコースティクス(父ケープクロス)は09年ダービー馬ロジユニヴァース父ネオユニヴァース)を産み、ルミナスポイント父アグネスタキオン)はルミナスパレードや、16年デイリー杯2歳Sと17年函館スプリントSを制したジューヌエコール父クロフネ)の母に。ランフォルセ父シンボリクリスエス)はダート重賞4勝を挙げる活躍を見せ、ライツェント父スペシャルウィーク)は国内外のG1(17年秋華賞、19年ナッソーS)を制したディアドラ(父ハービンジャー)を輩出。ノーザンリバー父アグネスタキオン)は芝&ダートで重賞6勝を挙げ、のちに種牡馬入り…」といった感じか。

 ソングラインの系図をクローズアップすると、祖母ルミナスポイント父アグネスタキオン、5勝)、母ルミナスパレード父シンボリクリスエス、4勝)はともに短距離ダートを中心に活躍。父にキズナを迎えた本馬はサンデーサイレンス3×4のインブリードが効果的で、芝&マイルへの高い適性が備わった。活気あふれるソニンクの牝系はまだまだ繁栄していきそうだ。

提供:デイリースポーツ

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