「ヤングジョッキーズTR園田第2戦」(8日、園田)
JRAの新人ジョッキー・
川端海翼騎手(18)=栗東・浜田=が、うれしいデビュー初勝利を挙げた。
騎乗したのは7番人気の
ジュンダッシュ(牝3歳、園田・玉垣光)。くしくも、中央時代には川端の所属している浜田厩舎で管理された馬だった。五分のスタートから、道中は先団で堂々とスタンバイ。直線に向いて内ラチ沿いがあくと、追い出しを開始。残り100メートル付近で逃げた
シンリンをかわすと、外から迫った松本騎乗の
ハッピーキララ、大山龍騎乗の
ドントルックバックの猛追をしのぎ切った。
3月のデビューから7カ月目で初めて歓喜のVゴールを駆け抜けた川端は、「長い間勝てずに苦しかったので、勝ててうれしいです。元浜田厩舎の馬で、レースにも調教にも乗せてもらったこともありますし、馬の癖は分かっていました。レースでそれを生かせて良かったです」と笑顔。
「(6日に大井で初勝利の)水沼も、他の同期もすごく活躍しているのが励みになりました。“負けないように”と思ったら気負うので、考え過ぎず行きました。これからも、この1勝に甘んじることなく活躍できるように頑張ります」と気を引き締めた。
なお、川端はこの勝利で総得点を58ポイントとし、JRA・西日本で暫定2位となった。
提供:デイリースポーツ