今週からは秋競馬がスタート!
開催は9月から10月にかけて「中山・中京」2場がしばらく続くことになる。
重賞は、土曜日に中山で3歳牝馬のGIII・
紫苑S(芝2000m)。日曜日には中山でGIII・
京成杯オータムハンデ(芝1600m)、中京では先のGI
スプリンターズSの前哨戦ともなるGII・
セントウルS(芝1200m)が行われる。
馬券的にも大事な秋の緒戦…。今週はGII・
セントウルSにスポットを当て、いつものように過去10年のデータを使って馬券のヒントを導きだしていく(注・
セントウルSは19年以前には阪神競馬場芝1200mでの開催。近2年は中京競馬場芝1200mの開催となっている)。
1.
パーフェクト連対中の1番人気がやっぱり強い?
いつものように上位人気馬のチェックから。
これは昨年も指摘したが、
セントウルSにおいて1番人気馬の強さはまだ継続中である。昨年も
レシステンシア勝利で、1番人気馬はこれで6連勝に。過去10年の成績は【6-4-0-0】の
パーフェクト連対。重賞のなかでも比類なき程の好成績レースなのである。とはいえ「そろそろ1番人気も飛ぶ番?」という心配も出てくるわけで…。
ちなみに2番人気馬は【1-3-2-4】でこちらも好調。しかし3番人気馬は【0-0-2-8】とやや不振模様である。ただ過去10年、上位人気7勝以外の3勝は「6番人気・4番人気・10番人気」の勝利。中位〜人気薄が全くダメということではないのだ。
2.昨年は指摘通り絡んだ8枠だが?
これも昨年指摘したことなのだが、
セントウルSではなぜか8枠がやたらと強い。
毎年フルゲートになるわけでもないが、なぜか過去10年で8回も馬券になっている。そして昨年もキッチリ8枠
ピクシーナイトが2着となった。
だが狙いとしては、なんでもかんでも8枠が良いというわけではなく、人気上位馬が8枠に入ると馬券になりやすいという状況が続いているといっていい。
ちなみに8枠が馬券になっていないのは、過去10年で13頭立てだった2回だけである。14頭以上ならば確実に8枠は馬券になっていたのだが…。
今年は登録数こそ多かったものの、最終的にはなんと13頭立てに。8枠に入った2頭もやや人気薄となりそうな
ファストフォースと
ラヴィングアンサー。期待はしたいところだが、13頭立てのジンクスからは「消し」の番となってしまうのか?
さらに4枠も好走傾向にあり。4枠は近5年で4回も馬券圏内になっている。今年は人気馬
メイケイエールがそこに入った。4枠の好走も続くということか?
3.関西馬重視、前走ローテはどこからが良い?
セントウルSでは「関西馬強し」の傾向も顕著である。
昨年も1〜3着関西馬独占。これで10年間のうち7回も関西馬独占となった。まあ出走メンバーが毎度関西馬多めということもあるのだが、関東馬にとっては嫌なジンクスとなっている。今年は関東馬では
ソングラインという強力な馬が出走予定。この馬のチョイスが馬券の成否を分けることになるのかもしれない。
あとは前走ローテ。阪神での開催だったときは「前走
北九州記念組」が毎年のように馬券圏内になっていたのだが、ここ2年中京競馬場開催になった途端に馬券外となるようになってしまった。昨年も4頭出走していた「前走
北九州記念組」だったが6番人気馬
ジャンダルム4着というのが最高成績だった。今年も現時点では4頭
ボンボヤージ、
モントライゼ、
ファストフォース、
チェアリングソングが出走予定。今年はどうなる?
(netkeiba編集部)