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【セントライト記念】セイウンハーデス 受け継がれた名門の血がサンデー3×3で活性化

デイリースポーツ
  • 2022年09月12日(月) 06時10分
 「セントライト記念・G2」(19日、中山)

 今から20年ほど前。当時、川島信二騎手のエージェントをしていたこともあり、私のなかでオースミハルカは特別な存在です。04&05年エリザベス女王杯での連続2着は、今となってはいい思い出。特に、05年の“スイープトウショウ強襲”は、京都競馬場の記者席で腰が砕けるほどの衝撃を受けました。

 気がつけば、ハルカも現在22歳。いつ何が起きても不思議はない年齢だけに、この夏、久しぶりに北海道浦河町の鮫川啓一牧場まで会いに行きました。放牧地に放されていたハルカは、年齢を感じさせないほど肌つやともに良好。一心不乱に牧草をほおばり、私のことなどガン無視でしたが、元気な姿に安どした次第です。

 その際、鮫川さんに見せて頂いたのが、今回取り上げたセイウンハーデス母ハイノリッジでした。鮫川さんは79年カツラノハイセイコ以来、東京競馬場でダービーを生観戦したそう。それだけダービーに出走することは狭き門であり、浦河産の参戦はまさに快挙と言えるでしょう。

 ハルカハイノリッジの系統は74年産のランズプロントで分派しますが、祖先は小岩井農場の基礎輸入牝馬の1頭であるフロリースカップ。老舗牧場らしく、名門の血を脈々と後世に繋いでいます。

 パワーの源は、ハーデスの5代母に当たるトサモアー。その子孫はハルカはもちろん、リキエイカン(70年天皇賞・春)やスズカコバン(85年宝塚記念)らがおり、現役ではレイパパレが昨年の大阪杯を制したことで再び脚光を浴びました。

 父シルバーステート×母父マンハッタンカフェハーデスは、サンデーサイレンス3×3の強烈クロス。これが刺激となり、名門の血が活性化されました。夏場の休養で、さらに成長した姿が楽しみです。(デイリースポーツ・松浦孝司)

提供:デイリースポーツ

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