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セントライト記念・G2」(19日、中山)
アスクビクターモアは春のクラシックで存在感をアピールした。
弥生賞ディープインパクト記念を制し重賞初V。のちにダービーを制した
ドウデュースを首差で振り切り、大きな自信をつけた。
皐月賞は逃げて5着。ダービーも2番手から抜け出し、1番人気
ダノンベルーガを抑えて見せ場たっぷりの3着。世代トップクラスの実力を、改めて実証してみせた。
夏場をじっくり充電にあて、8月中旬に美浦トレセンに帰厩。8日の1週前追い切りは美浦Wで単走。一杯に追われて、6F83秒8-37秒2-12秒0をマークした。見届けたトレーナーは「いいんじゃない。これで大体、仕上がった。カイバは食べてるけど、肉がつくタイプじゃない。レース当日は(前走と)同じぐらいの馬体重かな。とにかく落ち着きが出て、大人になっているのがいい」と表情を崩しっぱなしだ。
クラシックか、それとも中距離か。「まだ決まってないけど、マイルじゃないことだけは確か」と指揮官はニヤリ。今回の結果と内容によって秋の路線が決まる。「強い馬が出てくると責任はより重くなるけど、厩舎の雰囲気は違ってくるね。厩務員や助手、調教師も、いい勉強をさせてもらっているよ。今は楽しくて仕方ない」と充実した表情。全3勝を挙げている中山で、
スケールアップした走りを披露する。
提供:デイリースポーツ