19日(祝・月)に中山競馬場で行われる
菊花賞トライアル・
セントライト記念(GII)に出走予定の
オニャンコポン(牡3歳 美浦・
小島茂之厩舎)について、追い切り後の
小島茂之調教師のコメントは以下の通り。
「(クラシックを振り返って)
皐月賞は前半の位置取りの差でちょっと勿体ない競馬になったと思いますし、ダービーはちょっと距離が長かったのか、最後は上位の馬とは力差を感じましたね。
(ダービーの後は)意外なほど疲れがなくて、何かレースがあれば使ってもいいくらいに考えていましたが、一生懸命走ってくれましたし、しっかり休ませた方がいいと判断しました。夏場は山元トレーニングセンターに放牧へ出して英気を養って、順調だったと聞いています。
(戻ってきてからは)春先は疲労が出ると皮膚がくすんだりすることがあったのですが、帰ってきた初日にちょっと興奮していたくらいでそれ以降は順調で、春に心配していた皮膚感もその頃に比べると凄く良くなったなという印象です。
(先週の追い切りは)私の感覚からするとまだちょっと休み明けだな、という印象で先週(菅原騎手に)乗ってもらいました。休み明けですね、と言われると思ったら『凄く良いですよ。フレッシュで良いです』と言ってくれたので、ジョッキーがそう思ってくれるなら良いのだろうと解釈しています。
菅原騎手からは今週も追い切りに乗りたい、と言ってくれたのですが、先週の追い切りで少しハミを噛んで、行く気満々だったそうなので、2週連続でそうなると競馬に行ってそのクセが出やすいだろうと考えました。なので普段乗っている人間が乗った方がいいと思ったのですが、良い追い切りができたと思います。
もちろん勝ちたいところですが、ここはクラシックで上位争いした馬も出てきますし、夏の上がり馬も出てきますし、レースや追い切りを見ていてもみんな良い馬ですからね。この馬も負けないで頑張って欲しいなと思います。
競馬が盛り上がるためにも、やっぱりこの馬が頑張ってくれたらいいなと思いますし、皆さんに喜んでもらえるような結果を出したいと思うので、応援よろしくお願いします」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI