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母はダート交流重賞6勝のマラマがデビュー/関西馬メイクデビュー情報

  • 2022年09月19日(月) 18時00分
 昨年の5回中京開催の3週目、新馬戦を勝ち上がった馬で現在、GIや重賞で活躍している馬がいないかと調べてみると、負けた組の中で見つけたのがグランブリッジ(栗東・新谷功一厩舎)。

 デビュー戦は中京ダート1400mで11番人気の7着。全く注目されていなかったわけだが、距離を中距離に延ばしてから、6戦連続して3着以内を確保。関東オークスブリーダーズGCとダート交流重賞を連勝中。

 先週もこの中京開催でデビューした馬は、といったことを書いたが、勝った馬だけでなく、負けた組の中にも今後のスターが隠れている可能性がある。

【9月24日(土) 中京芝1400m】

スプル(牝、父ミッキーアイル母ルナフェリーナ、栗東・橋口慎介厩舎)

 2022年JRAブリーズアップセールにて、1900万円で落札されたミッキーアイル産駒。母系には芝でもダートでもG1を勝ち、種牡馬としても活躍したアグネスデジタル(父Crafty Prospector)がいる血統。

 本馬は8月24日のゲート試験合格後も栗東に在厩して追い切り。9月8日のCWでは6F82.1秒をマークし「すごくいい動きでしたね」と橋口慎介調教師も高い評価。1週前追い切りにはレースでも騎乗予定のC.ルメール騎手が跨り、6F80.6秒をマーク。

「ピッチ走法でスピードはあるけど、柔らかみのあるフットワークに素質の高さを感じます」と同師だが、追い切りでもこれだけの時計が出れば、当然初戦からということになってくる。

プレリオン(牡、父ミッキーアイル母レムミラス、栗東・田中克典厩舎)

 おじにダート2000m以上のオープン特別を2勝しているテルペリオン(父フリオーソ)がいる血統。同厩舎のミッキーアイル産駒といえば、今年の桜花賞5着、オークス4着と春の3歳牝馬クラシック戦線を賑わせた。

 田中克典調教師は「ミッキーアイル産駒だけど、ゆったり走るタイプなので」と入厩当初は中距離路線でのデビューを検討していたが、追い切りを進めていく過程でまずはマイル前後でのデビューがベストと判断して、ここを視野に入れた調整に切り替えた。

 9月15日のCWはレースでも騎乗予定の団野大成騎手が跨って3頭併せ。全体時計は遅くなったが、ゴールへ向かってきれいな加速ラップは踏めており、スピードコントロールが上手な印象を受けた。

【9月25日(日) 中京芝2000m】

マラマ(牝、父Dubawi母アムールブリエ、栗東・松永幹夫厩舎)

 母は英字表記になっているが、同厩舎で管理され、ダート交流重賞で6勝を挙げたアムールブリエ。その母は天皇賞・秋を制したヘヴンリーロマンスなので、まさに厩舎にゆかりがある血統だ。

 半姉ルーチェット(父キズナ)も同厩舎で管理されているが「タイプは違いますね」と松永幹夫調教師。9月14日はCWでレースでも騎乗予定の武豊騎手が跨って、古馬1勝クラスとの併せ馬。追走した分、遅れたといった形だったが、6Fは81.0秒。「追い切りごとに動きは良くなっていますね」と同師も評価。姉は中京ダート1800mで新馬勝ちを決めたが、妹はどうか。

ダノンクロム(牡、父ハーツクライ母セデュイールII、栗東・音無秀孝厩舎)

 2020年セレクトセール当歳にて、5200万円で落札されたハーツクライ産駒。全兄ナックイルシーブは芝2000m以上で2勝を挙げている。

 本馬は9月8日の坂路で古馬1勝クラスのダノンフォーナインを追走して先着。時計が4F51.4秒と速い時計をマークしたが、それ以上に併せた相手が先週の1勝Cを完勝しているところにこの併せ馬のレベルの高さが分かる。

 9月15日は和田竜二騎手が跨り、新馬と芝馬場で併せ馬。楽に先着したあたり、坂路だけでなく、トラックでもきっちり動けるところを見せており、初戦から注目を集めるのは間違いないだろう。

(取材・文:井内利彰)

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