9月21日(水)に浦和競馬で行なわれるテレ玉杯
オーバルスプリント(3歳上、JpnIII、ダ1400m)。1991年に
テレビ埼玉杯として創設。その後レース名や距離が変更され、2011年から指定交流競走となった。優先出走権はないが、
JBCスプリントへの前哨戦となっている。
同舞台で行われた5月の
さきたま杯では、3頭がゴール前で激しいたたき合いとなり、大井の
サルサディオーネに軍配が上がったが、同レースの2、3着馬が再び相まみえることになった。悲願のダート
グレード制覇を目指す地元の
ティーズダンクと、今年に入り重賞2勝と絶好調の
シャマルの対決は注目。発走は16時25分。主な出走馬は以下の通り。
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ティーズダンク(牡5、浦和・
水野貴史厩舎)
全日本2歳優駿、
東京ダービー3着と若駒の頃から世代の中心で活躍を見せた。3歳時には
戸塚記念(2100m)を制すなど中長距離で活躍したが、古馬になってからは距離を短縮。
マイルグランプリを制したほか、浦和1400mのダート
グレード競走で2度の連対を果たすなど
地方競馬を代表する馬へと成長を遂げた。重賞2勝を含む6戦全連対の得意舞台でダートグレート初勝利を狙う。
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シャマル(牡4、栗東・
松下武士厩舎)
今年4月の
なにわSで5馬身差の圧勝を飾り、勢いに乗って挑んだ
東京スプリントではハナ差の大接戦を制して重賞初制覇。続く
さきたま杯では逃げる
サルサディオーネ、追い込む
ティーズダンクと火の出るような追い比べを演じてタイム差無しの3着に好走。初の1400mと一周競馬に難なく対応し、
サマーチャンピオンでは
さきたま杯での経験活かして重賞2勝目を飾った。今回は
ティーズダンクへのリベンジと、重賞3勝目を狙う。
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リメイク(牡3、栗東・
新谷功一厩舎)
昨年10月に迎えたデビュー戦では、6番人気の伏兵評価を覆す8馬身差の圧勝。今年2月の条件戦を制してきっかけを掴むと、
昇竜S、
端午Sとオープン特別を連勝した。続く
ユニコーンSでも1番人気に推されたが、直線伸びきれず6着。前走は
クラスターCに出走予定も馬体故障で除外で、今回は仕切り直しの一戦となる。当馬は2016年のUAEダービー覇者で、同年の米クラシック3冠に挑戦した
ラニの初年度産駒。父に産駒初の
グレードタイトルプレゼントなるか。
その他にも久々のダート戦出走となる
オパールシャルム(牝5、美浦・
武藤善則厩舎)、鋭い末脚武器の
イバル(牡5、栗東・
小崎憲厩舎)、地元の快速馬
プレシャスエース(牡9、浦和・
小久保智厩舎)などが出走予定。