「
オールカマー・G2」(25日、中山)
20年の無敗3冠牝馬
デアリングタクトが始動戦を迎える。ケガによる長期休養から復帰後2戦目の
宝塚記念は、強豪牡馬相手に3着と女王の底力を示した。1週前追い切りは栗東CWで6F78秒6-11秒8。騎乗した松山は「動きは良かったです。体の使い方なんかは、いい時の感じに戻ってきています」と好感触。完全復活へ向けて、準備は整いつつある。
鳴尾記念で鉄砲Vを決めた
ヴェルトライゼンデ。屈腱炎による約1年4カ月の長期休養明けだったが、中団のインで折り合い、楽な手応えで直線に向くと反応鋭く抜け出した。さすがは20年牡馬クラシックで
コントレイルと好戦してきた実力馬。G3では力が違った印象だ。重賞連勝を飾り、秋のG1ロードに殴り込みをかける。
昨年のチャレンジCで重賞初制覇を飾った
ソーヴァリアント。強い勝ちっぷりで今季の飛躍が期待されたが、その後に右後肢の骨折が判明。約10カ月の休養を余儀なくされた。ただ、順調な回復を見せており、地力の高さからも軽視は禁物だ。
天皇賞・春で3着に敗れ、連勝が「4」でストップした
テーオーロイヤル。それでも、好位追走から持ち味の持久力を発揮して、見せ場たっぷりの内容だった。以前はトモに緩さを残していたものの、心身ともに成長したことで完全覚醒。G1でも好勝負できるまで力をつけてきた。
他では重賞Vにあと一歩の良血
ジェラルディーナや、夏の新潟でオープン入りを決め、勢いに乗る
ロバートソンキーも有力だ。
提供:デイリースポーツ