9月22日(木)
大井競馬場で行われる
ゴールドジュニア(2歳、SIII、ダ1200m)。長年『
ゴールドジュニアー』のレース名で行なわれていた準重賞が2020年から重賞に格上げとなり、今年で3回目を迎える。第1回は1400mで行なわれたが、昨年から1200mに距離が短縮された。
南関東で最初に行なわれる2歳重賞で、
ハイセイコー記念や年末の
全日本2歳優駿に向けて素質馬が顔を揃える一戦。第1回の勝ち馬
アランバローズは
全日本2歳優駿までデビューから5連勝、さらに翌年の
東京ダービーも制すなど世代のトップホースとして活躍している。今年も大舞台での活躍誓う若駒が集結した。発走は20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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ポリゴンウェイヴ(牡2、浦和・
小久保智厩舎)
3月10日に
門別競馬場で行なわれた能力試験の初日に登場し当日最速となる47秒5の時計で合格。4月20日に行なわれた世代最初の新馬戦では単勝1.0倍の圧倒的な支持に応えて快勝し、2020年世代の一番星に輝いた。その後は徐々に距離を延ばし、重賞でも連続3着に好走するなど活躍。前走は初の左回りを克服し、浦和競馬への転入初戦を快勝している。走りなれた右回りに替わるのはプラスで、豊富な経験を活かして好走を目指す。
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リベイクフルシティ(セ2、大井・
宗形竹見厩舎)
今年6月に行なわれた新馬戦で、2番手から鋭く抜け出しデビュー戦を勝利で飾る。2戦目の条件戦は初の一周競馬に加えて水が浮くほどの不良馬場と2歳馬には厳しい条件を快勝し、続く特別戦も制して3連勝。1200m、1600m、1400mと3戦全て異なる条件で結果を残した。母の
ラッキーバトルは同じ
宗形竹見厩舎に所属し、重賞にも出走した所縁の血統。母が成し得なかった重賞制覇を息子が叶えるか。
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ナックサンライズ(牡2、大井・
立花伸厩舎)
8月の新馬戦では鋭いスタートから先手を奪うと、道中競りかけてきた馬を競り落として逃げ切り勝ち。2戦目の条件戦は、3番手追走から直線は余裕十分に抜け出して快勝。異なる脚質で2連勝を飾った。父
ネロは2018年に同舞台の
東京盃で2着に好走するなど、芝・ダート両方の短距離重賞で活躍を見せた快速馬で、当馬は初年度産駒となる。父に産駒初の重賞タイトルプレゼントなるか。
その他にも川崎900mで2勝を挙げている快速馬
グリーリー(牡2、川崎・
岩本洋厩舎)、大井1200mで8勝を挙げた
ルックスザットキルの産駒
ロアリングルックス(牡2、大井・
赤嶺亮厩舎)などが出走予定。