◎25日(日)中山競馬場で行われる第68回
オールカマー(GII)に出走を予定している
デアリングタクト(栗東・牝5、
杉山晴紀厩舎)について、追い切り後の
杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。
・(復帰後、春の2戦は)重い脚部不安でしたから、一走一走、注意する気持ちを持ちながらでしたから、いつもプレッシャーを感じていました。思った以上に馬が力を取り戻してくれて、いい競馬をしてくれました。ここまで無事にきています。馬に感謝です。
・(
宝塚記念後の状態は)反動や疲れも無く、脚元にも問題はありませんでした。今年の夏は暑かったのですが元々暑さに強い馬ですし、ひと夏無事に過ごしてこれました。
・(
オールカマーを復帰戦に選んだのは)どこを目標にするにせよ、間隔が短くならないからです。それと距離的に(好走した)
宝塚記念と同じ2200mということでここに決まりました。
・(故障前との比較は)身体の使い方が歳を重ねたこともあり、変わってきている部分はあります。ですから厩舎としては昔のこの馬を取り戻すというより、今のこの馬に何が一番いいのかを考えながら毎日管理をしています。その中で復帰してから一走一走、(状態が)良い時に戻っていることを感じます。
・(1週前追い切りは)前の週の坂路の感じを見ると無理に併せ馬をやる必要は無いと思いました。単走でリズム良く、この馬のいい
バランスで、ハミにもたれるところも改善していました。春先よりも一つ、いいころになってきた感じです。
・(最終追い切りは)いつも通りの馬ナリの追い切りの指示でした。力むことなく正しい
バランスを保ちながら最後まできれいに走ってくれました。さらにいいころに近づいてきた実感はあります。
・多くのファンの皆さんの後押しもあって無事にここまで来ています。後は
秋華賞以来の優勝をという強い気持ちでスタッフ一同頑張っています。レース当日も熱いご声援よろしくお願いします。
取材:檜川彰人
ラジオNIKKEI