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【凱旋門賞】連覇狙うトルカータータッソのヴァイス調教師「上位3頭に入れなかったら私たちはガッカリする」

スポーツ報知
  • 2022年09月28日(水) 19時06分
凱旋門賞・G1(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)

 ドイツ馬のトルカータータッソ(牡5歳、マルセル・ヴァイス厩舎、父アドラールフルーク)が昨年と同じくバーデン大賞・独G1(2着)をステップ凱旋門賞に挑んできた。史上8頭目の連覇を狙うマルセル・ヴァイス調教師に意気込みなどを聞いた。

 ―9月26日はフランキー・デットーリ騎手を背に、最後のピースを確認したと聞きました。

 「はい、ミュルヘイムでの調教はとてもうまくいきました。騎手と馬の折り合いもバッチリでした。今朝は右回りでの調教で、この馬は左回りと右回りで走りが違うので、その確認も大事でした」

 ―前走のバーデン大賞(2着)は残念な結果でした。

 「序盤の200メートルでスローペースになってしまったので、率直に言って、そこで終わりました。これは加速に時間のかかるトルカータータッソには不利で挽回も難しかったです。フランキーもレースのリズムを早めることで、有利な流れに持ち込もうとベストを尽くしてくれたのですが…。非常にタフなレースでしたが、メンタル的にもよく耐えてくれました。レース後もうまくリカバーできましたし、凱旋門賞に向けて前向きな状態です」

 ―昨年は完全に人気薄の気楽な立場でしたので、外に出す大胆なレースができましたが、今年はどのように考えていますか。

 「まだその点については考えていません。実際に何頭の馬が出走するかなどを確認する必要があります。でも心配はしていません」

 ―今年は昨年と違う立場で注目もあります。

 「去年はリラックスして臨めましたが、今年は有力馬の一角として臨みます。昨年は勝ててうれしかったです。でもレースは何が起こるかわかりません。認めたくないですが、上位3頭に入れなかったら、私たちはがっかりするでしょう。凱旋門賞に臨むのは、いつもとちょっと違います。でもまだ5日あるんだ、と考えて、今はリラックスできています」

 ―今朝の調教でフランキーがわざわざ乗りに行きました。

 「凱旋門賞は右回りですので、その確認の重要性を理解してくれたからです。とてもいい感触を得たと話していました」

 ―昨年の凱旋門賞前まで、凱旋門賞後はジャパンCに行くことに興味を持っていたと聞いていますが、今年もそうした選択肢はありますか。

 「全てはレース後に決めます。しかし、選択肢がないわけではありません」

 ―今年はフルゲートで強力なメンバーもそろいそうです。

 「一番警戒しているのはルクセンブルクです。アルピニスタもリスペクトすべき相手です。そして前走で敗れたメンドシーノも侮ってはいけません」

 ―雨が続いていますが、ベストな馬場条件になりそうですか。

 「とにかくソフト。ソフトな馬場でスタミナ勝負に持ち込みたいです」

 ―状態面は昨年と比較するとどうですか。

 「いいですよ。昨年と同じだと私は感じています。やめどきというのは、一番いいときにするのが最高ですが、凱旋門賞を勝つともう一度勝ちたくなる、中毒のようなものですね(笑い)」

スポーツ報知

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