「
スプリンターズS・G1」(10月2日、中山)
今春の
高松宮記念を17番人気
キルロードで3着した
菊沢一樹騎手(25)=美浦・菊沢=が、再びアッと言わせようと武者震いしている。
スプリンターズSは所属厩舎の
マリアズハートと挑む。これまで3回乗って2勝と相性は抜群だ。28日の最終リハでは美浦坂路で父・菊沢師が騎乗する
ルルルージュを1馬身ほど追走。気合をつけながら内から並び掛け、4F51秒2-37秒8-13秒0で併入した。「2週連続で攻めることができました。しっかり時計を出せたし、良く動けていましたね」と満足そうにうなずく。
22年デビュー7年目。G1騎乗は今回で3回目となるが、父の管理馬では初めて。「先生とG1の舞台に立てる喜びをかみしめて、しっかりと乗りたいです。チャンスをくださったオーナー、馬にも感謝したいです」と明るい声を響かせた。
相棒は中山芝千二では〈3302〉と経験豊富。「馬はさらに良くなりそうな感じです。あとは僕次第。走りの邪魔をしないように。
チャレンジャーとして攻めていきます!」と力を込めていた。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ