第62回姫山
菊花賞が29日、
園田競馬場(曇、稍重)のダート1700mに9頭が出走して行われ、3番人気だった
ラッキードリーム(兵庫)が大外から豪快に差し切って優勝した。
2着には逃げた4番人気の
タガノウィリアム(兵庫)が入り、
新子雅司厩舎のワンツーフィニッシュ。3着には1番人気に推されたジンギ(兵庫)が入った。2番人気だった
シェダルは4着だった。勝った
ラッキードリームは
父シニスターミニスター、
母サクラスリール(母
父ファンタスティックライト)の4歳牡馬、毛色は鹿毛。去年の道営三冠馬で、通算成績は19戦11勝。重賞は6勝目。
レース後のコメント
1着
ラッキードリーム(
下原理騎手)
「正直、勝ててホッとしました。3コーナーで
シェダルが捲ってきた時に対応できなくて、内を捌こうと思いました。前走とはメンバーも違って上がりも速く、動かずに進路を探していたら、外が行けそうだったので、(外に)出したら豪脚でした。
とにかくジンギと
シェダルを見ながら、逃げる
タガノウィリアムがどれぐらいのペースでいくのかを心に置いてのレースでした。ホッカイドウ競馬の映像を見ても凄い脚だったので、こういうことだったんだなと感じました。強いメンバーと走ると、コーナーで遅れるところもあるので、ロスなく立ち回れるよう乗っていきたいですね」
2着
タガノウィリアム(
笹田知宏騎手)
「落ち着いていたので、スローに落とすよりはマイペースで運びました。2番手のジンギを封じ込めましたが、今日は相手の力を認めるしか無いですね」
3着 ジンギ(
田中学騎手)
「いつも反応は良くない部分はありますが、動き出したら動きますからね。今回はメンバーがガラッと変わっていますし、負けて悔しいけど次に期待ですね」
4着
シェダル(
吉村智洋騎手)
「今日は返し馬から気持ちが乗っていませんでした。ゲートの中も妙にイライラしていました。その分、スタートもモッサリになってしまいました。その後も伸びきれなかったところを見ると、馬の気持ちが乗り切れなかったのでしょう」
5着
コーラルツッキー(
大山真吾騎手)
「揉まれたら良くないのか、でも1番枠でしたからね。(位置を)取りに行ってあそこ(中団の内)でした。ズブいところは見せていましたが、追っていったら3コーナーでハミを取り出して、応えてくれました。力がないとここまで来られません。調教師もおっしゃっていましたが、外枠の方が良いかもしれません」
(取材:檜川彰人)
ラジオNIKKEI