「
レディスプレリュード・Jpn2」(6日、大井)
競り合う先行3頭を自慢の末脚でねじ伏せ、2番人気の
プリティーチャンス(牝5歳、栗東・野中)が重賞初制覇。向正面で急進出して主導権を奪った4番人気の
テリオスベルが1馬身差の2着に粘った。単勝1・4倍の断然人気に推された
ショウナンナデシコは、序盤にハナを切って先行し、最後は内ラチ沿いから抜け出しを図ったが3着に終わった。
本格化をアピールする勝利となった。
プリティーチャンスが激しい追い比べを制して重賞初タイトルを獲得した。
道中は行きっぷり良く好位を追走。直線に入ると、鞍上のアクションに応えて懸命に末脚を伸ばす。最後は
テリオスベル、
ショウナンナデシコとの叩き合いをしのいで、Vゴールを駆け抜けた。
手綱を取った
岩田望来は「しっかり脚を使ってくれると信じていました。この馬のいいところを全て出し切ることができた」と勝利の味をかみしめていた。
前走の
ブリーダーズゴールドカップでは首差の2着惜敗。悔しい思いをしただけに、陣営の喜びもひとしおだ。「やっと重賞を勝つことができた。これから、もっともっと頑張ってくれると思う」と
野中賢二師。次走については「数日、馬の状態をみて、どこに行くのかオーナーとも相談して決めたい」と慎重に判断する構えだ。
提供:デイリースポーツ