先週は中山競馬場でスプリンターズS(GI)が行われましたが、今週からは東京、阪神開催が始まります。

　そして、来週の月曜が祝日ということもあり、今週は土日月の3日間開催。それぞれの曜日に重賞が組まれていますが、こちらのコーナーでは日曜日に開催される毎日王冠にスポットを当てていきます。

　昨年は直線先に抜け出したダノンキングリーを、シュネルマイスターがとらえたところがゴール。実力馬同士の戦いは、見応えがあるレースとなりました。

　今年は10頭立てと頭数は少ないですが、GI馬が4頭と豪華メンバーが集結。そこに勢いある上がり馬も加わり、上位拮抗の混戦模様となりそうです。

　オッズもかなり割れそうで、馬券的にも面白くなりそうな毎日王冠。先週に引き続き難解なレースとなりますが、今週もAIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆週初から初志貫徹の「あの馬」を指名

　今週の毎日王冠でAIが本命に抜擢したのは、上位人気の一角を形成しそうなポタジェでした。

　昨年の毎日王冠で3着と敗れている本馬ですが、昨年敗れたシュネルマイスター、ダノンキングリーはともにマイルGI馬。直線の切れでは劣りましたが、スタートから先行した馬の中では最先着と実力を見せたレースでした。

　その後は天皇賞・秋で初のGI挑戦となったポタジェですが、6着と善戦。エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアなど、超豪華メンバーが揃ったレースで先行したレースは見どころたっぷりだったといえるでしょう。

　2走前には大阪杯(GI)で2度目のGI挑戦となりましたが、8番人気ながらも優勝。今回の毎日王冠にも出走を予定しているレイパパレを下しての勝利からは、能力の高さが伺えます。

　前走の宝塚記念(GI)で11着と初の二桁着順に敗れたことは不安材料ともとれそうですが、これで少しでも人気が落ちるならむしろ好材料。前走は後方からの競馬となりましたし、18頭立ての18番枠と大外を引き、4コーナーでも大外を回る競馬でしたから度外視してもいいでしょう。

　前走に引き続き58kgを背負うこととなりますが、これは実績からすれば致し方ないところ。今回は10頭立てと少頭数ですし、実力さえ発揮できれば巻き返す可能性は高そうです。

(netkeiba編集部)