今年2月から3月にかけてサウジアラビアとドバイを転戦、海外重賞連勝を飾ったほか中・長距離重賞路線を湧かせた古豪
ステイフーリッシュ(牡7、栗東・
矢作芳人厩舎)の現役引退が報じられた。今後は北海道千歳市の社台ファームで乗馬となる予定。28日、
JRAがホームページ上で発表した。
ステイフーリッシュは
父ステイゴールド、
母カウアイレーン、母の
父キングカメハメハ。伯父にGIを2勝した快速馬
ブラックホーク、伯母に2007年
NHKマイルカップ(GI)覇者
ピンクカメオがいる血統。
2017年にデビュー戦を白星で飾り、続く
ホープフルS(GI)で3着に好走。以降コンスタントに中・長距離重賞路線へ出走を重ね、2018年の
京都新聞杯(GII)を制するなど実績を残している。
今年2月にはサウジアラビアへ遠征を敢行。芝3000mのレッド
シーターフH(沙G3)を逃げ切り、海外重賞初制覇を飾った。そのまま海外を転戦し、3月の
ドバイワールドカップデーでは芝3200mのドバイゴールドC(首G2)に出走。ゴール前で抜け出たマノーボ(
Manobo)を差し返して海外重賞連勝を果たした。
ドバイで勝ち星を挙げた後は帰国し
宝塚記念(GI)に出走。今秋にはフランスで行われる大舞台への参戦に向けてふたたび日本を発ち、8月の
ドーヴィル大賞(仏G2)で2着、
凱旋門賞(仏G1)にも出走していた。通算成績は34戦4勝。
(
JRAのホームページによる)