11月12日(土)に阪神競馬場、芝1600mで行われるデイリー杯2歳S。ここへの出走を予定しているのが、中京芝1600mの新馬戦を勝ったダノンタッチダウン(栗東・安田隆行厩舎)。今朝2日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　2回目のハローが終了した直後のCWに、エクロジャイトとともに入場。今回、初コンビとなる川田将雅騎手が跨っていたが、馬が元気いっぱいで、少しでも油断すると引っ掛かりそうな感じ。なんとか、エクロジャイトの後ろで我慢して、3コーナーから4コーナーを回ってきて、最後の直線は内へ。

　すぐに前に並びかけると、あとは抜群の手応えで同入のゴール。追い切り前に安田隆行調教師からは「レースを経験したことで、すごく良くなっています」と聞いていたが、まさにその言葉があてはまるような、ゴール前の迫力ある動きだった。

　時計は6F82.4〜5F67.4〜4F53.0〜3F37.5〜2F23.2〜1F11.6秒。デビュー戦の1週前追い切りがCWで6F82.0秒だったが、ゴール前の力強さや弾み方は当時よりも上。キャリアは浅くても、馬自身の成長力がパフォーマンスの向上になるのでは、と感じさせてくれる追い切りだった。

(取材・文：井内利彰)