11月20日に阪神競馬場で行われる
マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)。GI馬5頭を始め、快速馬が集結するこのレースに
ソダシ(牝4、栗東・
須貝尚介厩舎)が、
吉田隼人騎手とのコンビで出走する。
ソダシは
父クロフネ、
母ブチコ、母の
父キングカメハメハという血統。白毛馬
シラユキヒメを二代母に持ち、同牝系には
メイケイエールや
ハヤヤッコなどがいる。
2020年7月に函館競馬場で迎えたデビュー戦を快勝。主な実績は下記のとおり。
■2020年
札幌2歳S(GIII)制覇。白毛馬史上初の芝重賞制覇。
アルテミスS(GIII)制覇。
阪神JF(GI)制覇。白毛馬史上初となるGI制覇。
ならびに同年の
JRA最優秀2歳牝馬を受賞。
■2021年
桜花賞(GI)制覇。白毛馬史上初となるクラシック制覇。
札幌記念(GII)制覇。史上3頭目となる3歳牝馬による同競走優勝(
ハープスター以来7年ぶり)。また
クロフネ産駒として初となる2000m以上での重賞勝利。
今年は
フェブラリーSから始動し、優勝馬
カフェファラオから0.5秒差の3着に好走。続く5月の
ヴィクトリアマイルで3度目のGI制覇を飾り、
JRAにおける白毛馬初の古馬GI優勝を果たした。その後、
札幌記念を経て
府中牝馬Sに出走し、アタマ差の2着となった。
JRAに所属する現役競走馬のうち、最多であるGI・3勝を挙げているのは
エフフォーリア、
タイトルホルダー、
デアリングタクト、
ソダシの4頭のみ。重賞勝利数に限定すると、6勝で
メイケイエールと
ソダシがトップに並んでいる。数々の記録を打ち立ててきた女王が、
マイルCSを制して新たな記録を更新するのか。要注目である。