19日(土)に東京競馬場で行われる第27回東京スポーツ杯2歳ステークス(GII)に出走予定のハーツコンチェルト(牡2歳、美浦・武井亮厩舎)について、追い切り後の武井亮調教師のコメントは以下の通り。

「期待していた馬なのですが、新馬戦では期待していた以上のパフォーマンスを見せてくれて、改めて凄い馬だなと再確認しました。(新馬戦の後の様子は)元々見た目も良くて雰囲気も良い馬なので、見た感じはそれほど変わらないですが、乗り手の感触では力強さが増しているという事でした。順調に成長しているのではと思います。

(今朝の追い切りは)調教から課題もない馬ですし、これと言って何かやることはないなと思っていたので、淡々と心肺機能だけ刺激してあげればいいかなと考えていました。

今朝は霧がすごくて(最後の)100mくらいしか見えなかったのですが、そこの動きは凄く躍動感があって良かったですし、乗り手の感触としても前走以上にあるんじゃないか、という事でした。

お母さんのナスノシベリウスが師匠(和田正道元調教師)の厩舎にいて、僕も乗ったりしていました。子供は全部やらせて頂いているのですが、仔出しが良い馬で全馬いい馬です。

この馬は生まれた時から、そのさらに上を行くようだと誰しも感じるようでした。厩舎に来てからも、その思いを体現する走りを見せてくれています。(東京芝1800mという舞台について)コースもそうですが、このレース自体が毎年良い馬が出てきて、世代のチャンピオンクラスの馬が力比べをするという印象があります。

僕が一番(レースを)楽しみにしているくらいですが、ここまで順調に来てきっと良いパフォーマンスをしてくれると思います。皆様も楽しみに応援して頂けると嬉しいです」

(取材：大関隼)

ラジオNIKKEI