先週から始まった7週連続のGI開催。その第1弾として行われた
エリザベス女王杯(GI)は、昨年同様に波乱で幕を閉じました。
今週は秋のマイル王決定戦・
マイルCS(GI)が行われますが、こちらは
エリザベス女王杯とは違い近年は平穏な決着となっています。
近2年は絶対女王・
グランアレグリアが連覇しましたが、昨年の同レースをもって引退。今年は一転して混戦模様ですが、今週はこの難しいレースをnetkeibaオリジナルAIに占ってもらいます。
今年の出走馬は17頭。各世代の強豪マイラーが勢揃いし、かなり濃いメンバーとなった感があります。
昨年2着の
シュネルマイスターに才能が花開きつつある
サリオス、他にも
マイルCS初出走となる
ソダシや、3歳馬の
セリフォス、
ダノンスコーピオンなど面白いメンバーが揃いました。
馬券的には面白そうなレースですが、その分だけ難易度も「高」。そんな予想の難しそうな一戦で、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆AIは外国人ジョッキーがお好き!?
今週の
マイルCSでAIが本命に抜擢したのは、人気上位になりそうな
サリオスでした。
本馬は過去、
マイルCSに2度出走していますが、20年5着、21年6着とともに敗退。昨年に関しては、今年も出走を予定する
シュネルマイスター、
ダノンザキッド、
ホウオウアマゾンに先着を許しており、不安を拭えない部分があるのは確かです。
しかし、
安田記念(GI)で比較すれば21年が8着と敗れていることに対し、今年は3着と好走。
シュネルマイスターとはアタマ差と、僅差の勝負に持ち込んでいます。
2歳時から活躍する本馬ですが、前走の
毎日王冠(GII)ではレコード勝ち。間隔を空けて大事に使われてきた才能が、ここにきて本格化の気配を漂わせます。
また、今回
サリオスに騎乗するのは日本でもお馴染みの名手・R.ムーア騎手。先週も外国人騎手が騎乗する
ウインマリリンを本命としたAI予想ですが、これもプラスと働きそうです。
というのも、先週の
エリザベス女王杯は1着
ジェラルディーナがC.デムーロ騎手、2着
ウインマリリンが
D.レーン騎手、同じく2着の
ライラックが
M.デムーロ騎手と、所属は違えど上位3頭に騎乗したジョッキーは、3人ともに外国人騎手でした。
サリオスは馬体重が530kg以上と大型サイズの馬ですから、追える外国人騎手がいかにも
フィットしそう。ここは、名手・R.ムーア騎手の剛腕に期待したいところです。
(netkeiba編集部)