重賞に格上げされて今年で9回目。同時期に行われる2歳中距離重賞として、東京スポーツ杯2歳Sに水をあけられている現状だが、過去のオープン時代の勝ち馬には
エピファネイア、
ヴィクトワールピサと「超」がつく大物の名前も見られる。
1.持続力が問われる
開催の進んだ内回りコースで行われることから、一瞬のキレよりも持続力が問われる展開になりやすい。今年は例年とは異なり多頭数で行われる見込みであるから、より底力が試されるレースになる可能性もあるだろう。
2.差す競馬ができるか
オープン特別時代も含めた過去10回で、前走の上がり3ハロンタイム1位だった馬が9勝で、2着も4回。阪神開催だった近2回に関しても、序盤は後方に位置して長く脚を使って差してきた馬が勝利している。
3.馬格のある馬
過去10回で、馬体重が459kg以下だった馬は[0-0-1-16]と苦戦している。比較的馬体がしっかりしていて、パワーのある馬が活躍しやすい。
アイルシャインは阪神芝1800mの新馬戦を勝利。出遅れて、かつ4角で大きな不利がありながら悠々差し切っており、数字以上に強い内容だった。父
ヴィクトワールピサ、母
父ブライアンズタイムという血統背景からして距離延長や内回り替わりは良さそうで、ここも好勝負を期待できるだろう。