91年の
安田記念(GI)、
スプリンターズS(GI)を勝った
ダイイチルビー(牝20)が4月26日に、北海道新ひだか町の
ダイイチ牧場で蹄葉炎のため死亡していたことがわかった。
ダイイチルビーは
父トウショウボーイ、母が80年
桜花賞、
エリザベス女王杯を制した
ハギノトップレディ(
その父サンシー)という血統。叔父に
ハギノカムイオー(
宝塚記念)、甥に
マイネルセレクト(
JBCスプリント-交流GI)がおり、祖母イットーから広がる牝系は“華麗なる一族”と呼ばれている。
90年2月にデビュー。デビューから2連勝して
オークス(GI)にも出走(5着)したが、本格化したのは4歳時。京都牝馬特別(GIII)で重賞初制覇を果たすと、
京王杯SC(GII)、
安田記念を連勝。暮れには
スプリンターズSも勝ち、
最優秀4歳以上牝馬、最優秀ス
プリンターに選出された。翌年の
安田記念(15着)を最後に引退。通算成績18戦6勝(重賞4勝)。
引退後繁殖入りし、97年
オークス3着の
ダイイチシガー(
父トニービン)などを輩出。同馬や
ダイイチビビット(
父トニービン)、
アイアンビューティ(
父ブライアンズタイム)が後継繁殖牝馬となった。現2歳の牡馬(
父クロフネ)が最後の産駒となる。