12/4(日)に
佐賀競馬場で行われる
ウインターチャンピオン。佐賀競馬の古馬短距離路線で、年明け1月15日に地方全国交流で争われるゴールドス
プリントへ向けた一戦に10頭が出走。主な出走馬は以下の通り。
■12/4(日)
ウインターチャンピオン(3歳以上・佐賀ダ1400m)
タガノキトピロ(牡5、
九日俊光厩舎)は20年秋の転入後、18戦14勝、2着2回、3着1回と堅実な成績を残す。唯一、馬券圏外の7着に敗れた21年7月の
吉野ヶ里記念は後続に突かれる苦しい逃げになったため。その後、逃げたのは1度だけで、末脚を生かす戦法で勝ち星を量産している。10月の佐賀オータムス
プリントは
スパーダと直線での叩き合いの末、クビ差2着だったが、展開次第で逆転は可能。
スパーダ(牡7、
東眞市厩舎)は今年8月の転入2戦目から準重賞、A1級と連勝。続く有明海特別が
タガノキトピロとの初対戦で、同馬に早めに並びかけられて根負けし3着だったが、続く佐賀オータムス
プリントは前述のとおりクビ差で勝利している。力量は互角で今回も仕掛けどころがカギになりそうだ。
ダイリンウルフ(牡5、
真島元徳厩舎)は佐賀デビューで、移籍した大井で5勝を挙げ、再転入初戦の前走A1・A2級を快勝。中団から馬なりで位置取りを上げると、直線外から鮮やかに抜け出した。レースぶりから時計短縮は可能で、引き続き北海道のトップジョッキー・
石川倭騎手が騎乗するのも歓迎だろう。
テイエムチェロキー(牡8、
平山宏秀厩舎)は重賞初制覇が今年6月の佐賀
王冠賞(2000m)だが、昨年は
吉野ヶ里記念2着から
サマーチャンピオンJpnIIIに挑戦し、地元勢で最先着の5着。もともとは短距離で活躍していた。
九州大賞典(2500m)からの距離短縮に戸惑わなければ、勝ち負けになっても不思議ない。
ミスカゴシマ(牝5、
平山宏秀厩舎)は今年3月以降が未勝利で、休み明けを叩かれて臨んだ佐賀オータムス
プリントも3番人気で6着とひと息の結果だった。しかし、21年には
吉野ヶ里記念、
ウインターチャンピオンの重賞2勝、今年1月のゴールドス
プリント3着と短距離路線での実績を考えれば、
ノーマークにはできない。
そのほか、前走が
ダイリンウルフの3着で
飛田愛斗騎手が初騎乗する
スーパースナッズ(牝7、
手島勝利厩舎)にも注目。
発走は18時00分。
(文・栗田勇人)
次回は12/25の『日刊スポーツ杯
中島記念』の見どころを紹介予定です。
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