ダート短距離のオープンは1400mのほうが多数で、「直線に坂があるダート1200m」は特殊な部類に入る。他コースでの戦績は当てにし辛く、創設以降の14回で1番人気は1勝しかしていないように、人気通りには決まりにくい一戦。
1.差し追い込みも決まる
過去10回で、4角3番手以内だった馬は[4-1-1-33]で複勝率15.4%なのに対し、4角10番手以下は[3-5-4-49]で複勝率19.7%と五分以上の成績。先行争いが激しくなる以上、自分のペースで立ち回れる先行馬は限られることから、結果的に差し馬の台頭が多くなる。
2.若い馬が活躍
過去10回で、3歳馬は複勝率22.2%、4歳馬は複勝率25.0%、5歳馬は複勝率22.4%、6歳馬は複勝率15.8%、7歳以上は複勝率11.4%。
3.距離短縮組
過去10回で、前走も1200mを走っていた馬は[4-5-4-76]で複勝率14.6%なのに対し、今回距離短縮となる馬は[6-5-6-51]で複勝率25.0%。
ここは
オーヴァーネクサスに期待。重賞も中山も初めてということで未知数な面はあるが、右回りのダートではこれまで8戦して7回馬券圏内、残りの1回は4着と崩れていないのは魅力。前走でオータムリーフSを勝ったように短かい距離の流れにも慣れてきており、大駆けがあっても驚けない。