「
勝島王冠・S2」(8日、大井)
出走16頭の総重賞タイトル数が34という豪華メンバーによる一戦。8番人気の
ライトウォーリア(牡5歳、川崎・内田勝)が3番手追走から早めに抜け出し、前走の
埼玉新聞栄冠賞に続いて重賞連勝を飾った。12番人気の
リンゾウチャネルが中団から追い込んで2馬身差の2着。7カ月の休養明けでも1番人気に推された
カジノフォンテンは3着に食い込んだ。なお、1着馬は「第68回
東京大賞典」(12月29日・大井)の優先出走権を獲得した。
8番人気をあざ笑うように
ライトウォーリアが、3番手から早めにスパートして押し切った。JRAから転入3戦目。前走の
埼玉新聞栄冠賞の逃げ切りに続いて、重賞連勝を飾った。
3歳時にクラシックを勝った
アランバローズ、
ゴールドホイヤーが先手を奪うと、大外枠の
ライトウォーリアは好位で折り合う競馬。「スムーズな競馬を心がけて、気分よく走ってくれました。早め早めに動いて、強い競馬でした」と、前走に続いて手綱を取った
矢野貴之は実力を評価した。
JRAでは右回りのダート千八で5勝をマーク。管理する
内田勝義師は「右回りがいいので内心期待していたけど、思った以上に強かった。レースはまさに作戦通りです」と満面の笑み。
ただ、南関東ファンの期待がかかる
東京大賞典については「レースを使うとガタッとくる馬だし、オーナーと相談してから。登録はしますが」と慎重な言い回しだった。
提供:デイリースポーツ