スマートフォン版へ

【朝日杯FS】ドルチェモアをG1制覇に導いた坂井瑠星騎手、若手にとって「最高の先生」

スポーツ報知
  • 2022年12月19日(月) 07時00分
◆第74回朝日杯フューチュリティS・G1(12月18日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)

 2歳トップクラスが激突した第74回朝日杯フューチュリティSは18日、阪神競馬場で行われ、1番人気のドルチェモアが好位3番手から堂々と押し切り、無傷の3連勝でG1初タイトルを手にした。坂井瑠星騎手(25)=栗東・矢作厩舎=は、スタニングローズで制した10月の秋華賞に続くG12勝目をゲット。破竹の勢いの鞍上とともに、2023年も無敗街道を突き進む。

 毎週水曜日の調教終わり。栗東トレセン内の一室で、若手騎手に向けた約1時間の特別講義が開かれている。講師を務めるのは坂井だ。

 教材は前の週のパトロール映像。後輩や自身の騎乗、重賞などを見返しながら、位置取りや進路選択について解説する。昨夏から“瑠星塾”に通う小沢は「レースに乗った中での経験や感覚で、教科書にないこと。考え方が変わりました」と学びを得ている。永島は坂井の誘いで今月から入塾。「自分が乗った馬で気になったこととか、瑠星さんならどうしていたかを全部細かく教えてくれます」と目を輝かせる。

 坂井は「お金とってもいいぐらいだよ。教えて、俺にいいこと何もないもん」と笑い飛ばすが、それは愛情の裏返し。「(小沢)大仁はめっちゃ真面目でいい子。取材してあげてよ」。「(永島)まなみは一生懸命やってる」。21年デビューの2人の努力を認め、活躍を後押しする。思いやりにあふれた、最高の“先生”だ。(水納 愛美)

 ◆坂井 瑠星(さかい・りゅうせい)1997年5月31日、東京都生まれ。25歳。栗東・矢作厩舎の所属。父は大井競馬の調教師で元騎手でもある英光氏。16年3月にデビュー。初制覇を含むG12勝を挙げる今年は、キャリアハイの94勝で全国リーディング8位(18日現在)と躍進。

スポーツ報知

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す