中山11Rの第72回日刊スポーツ賞
中山金杯(4歳以上GIII・芝2000m)は1番人気
ラーグルフ(
戸崎圭太騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分0秒2(良)。ハナ差の2着に7番人気
クリノプレミアム、さらにアタマ差の3着に2番人気
フェーングロッテンが入った。
ラーグルフは美浦・
宗像義忠厩舎の4歳牡馬で、父
モーリス、
母アバンドーネ(母の
父ファルブラヴ)。通算成績は10戦5勝。
レース後のコメント
1着
ラーグルフ(
戸崎圭太騎手)
「内枠ということもあり、ポジションを取りたいと思っていました。いいポジション、いい流れでした。使うごとに成長を感じていて、ここもチャンスだと思っていました。よく馬が応えてくれました。自分自身、去年は大きいところを勝てませんでしたがまずここでひとつ勝てたのはよかったですし、他の馬でも活躍して、大きなレースを勝ちたいです」
(
宗像義忠調教師)
「よかったです。さすが戸崎騎手ですね。今は落ち着いてきているのがなによりです。集中して、鞍上の言うことを聞けるようになっているのではないでしょうか。今年このあと飛躍してくれるといいですね」
2着
クリノプレミアム(M.デムーロ騎手)
「内枠でじっとしていたかったのですが、ずっとハミを噛んでいました。直線では前の馬が内にもたれてくるので、切り替えて外へ出したのですが、間に合いませんでした。距離は2000メートルがギリギリでしょうか」
3着
フェーングロッテン(
松若風馬騎手)
「スタート次第でしたが、周りを見ながら逃げる形になりました。道中の雰囲気も良く、リズムよく行けました。ラストに苦しくなって、かわされそうになってからも脚を使っていますし、馬の気持ちも切れていませんでした」
5着
マテンロウレオ(
横山和生騎手)
「ダービーの時より、精神的に成長していました。直線で他馬に締められてもめげないで走っていました」
6着
レッドランメルト(
北村宏司騎手)
「この枠は厳しかったです。前に壁を作れなくて、その分ス
トライドが大きくなっていました。宥めながら運んだのですが、ラストに苦しくなってしまったのは、道中の溜めがきかなかったからだと思います。そこがうまくいけば、立ち回りひとつで重賞でもやれると思います」
ラジオNIKKEI