2023年の新春競馬は早くも2週目を迎えます。
今週末は、中山・中京に加え小倉開催もスタート。競馬も通常モードでの本格始動となり、重賞は土曜日に
愛知杯(GIII・中京・芝2000m)、日曜日に
京成杯(GIII・中山・芝2000m)と、
日経新春杯(GII・中京・芝2200m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、狙い馬を探します。今週は
日経新春杯をピックアップしていきます。
火曜日現在、登録馬は14頭。中京開催は3年目となりますが、一昨年は三連単であわや100万馬券という大波乱。斤量のルール変更にともなって、課されるハンデキャップがどうなるのかも興味深いところです。
現在、上位人気になりそうな馬としては、まず前走
ジャパンC(GI・東京・芝2400m)3着の
ヴェルトライゼンデ(牡6・栗東・池江厩舎)でしょう。重賞でも凡走の少ない安定感のある馬で、ハンデが軽くなるとは思えませんが
鳴尾記念を勝った舞台なので期待感も大きいはずです。
対するは、近走で芝2200mを使い続けている
ロバートソンキー(牡6・美浦・林厩舎)。昨年は3勝クラスながら果敢に挑んだ
天皇賞(春)でも7着と健闘。その後すぐに3勝クラスを突破し、前走の
オールカマーでも2着と好走しています。
さらに明け4歳勢の
プラダリア(牡4・栗東・
池添学厩舎)、
ヤマニンゼスト(牡4・栗東・千田厩舎)は前走の
菊花賞から巻き返しを狙います。どちらも
神戸新聞杯で中京・芝2200mを経験している点はプラスとなるでしょう。
先週の中京メインは、穴馬が台頭して大荒れ。今週も波乱となるのか、注目が集まります。
【AIは古豪の一発を警戒】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
そして、火曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、
サンレイポケットでした。
同馬は
父ジャングルポケット・
母アドマイヤパンチ(母
父ワイルドラッシュ)という血統。明け8歳になりましたが、活気あふれる重賞常連の一頭です。
サンレイポケットの重賞勝利は、21年の
新潟大賞典(GIII・新潟・芝2000m)のみ。重賞での好走イメージはありますが、タイトルとしてはこの1勝だけです。
21年には
天皇賞(秋)、
ジャパンCで人気薄ながら連続で4着と好走。その後の馬券圏内実績としては、22年の
京都記念(GII・阪神・芝2200m)で3着、22年
鳴尾記念(GIII・中京・芝2000m)での3着があります。
近3走としては、昨年の
函館記念(GIII・函館・芝2000m)をハンデ57.5キロで5着と好走。
新潟記念(GIII・新潟・芝2000m)をハンデ57.5キロで8着と敗れましたが、前走の
チャレンジC(GIII・阪神・芝2000m)では7番人気4着と巻き返しを見せました。
馬券圏内を前後するという着順が続いていますが、上がりの脚は安定感十分。馬場、展開、ペースなどにも左右されるタイプですが、ハマれば前進が期待できるでしょう。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順・ハンデなどが確定した後、AIがどのように判断するのか…。レース直前のAI最終予想も楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)