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【日経新春杯】ヴェルトライゼンデが目指す16年半ぶりの“偉業”とは?

  • 2023年01月11日(水) 20時00分
 JRAは今年から「騎手の健康と福祉および将来にわたる騎手の優秀な人材確保の観点」を理由に、負担重量を引き上げた。そのため、ハンデ戦でも各馬、以前に比べると1kg重たい重量を背負うことになっている。

 日経新春杯(4歳上・GII・中京芝2200m)ではヴェルトライゼンデ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)が59kgを課された。前走のジャパンCで0秒1差の3着だっただけに、トップハンデは当然。ただ、59kgが決して楽ではないことも確かだ。

 平地のハンデ戦で59kg以上を背負った馬の勝利は、06年七夕賞メイショウカイドウが最後。その後は17連敗中で、勝てば16年半ぶりの偉業となる。また、日経新春杯を59kg以上で勝てば、99年メジロブライト(59.5kg)以来、24年ぶりとなる。

 ともにクラシックを戦ったコントレイルサリオスが種牡馬となる一方、今年も現役を続けるヴェルトライゼンデ。酷量を克服して年明け初戦をモノにできれば、待望のGIタイトルがグッと近づいてくるに違いない。

【00年以降、平地のハンデ戦で59kg以上で勝った馬】
・00年8月27日・新潟記念ダイワテキサス(59kg)
・03年3月9日・仁川Sハギノハイグレイド(59kg)
・03年5月18日・新潟大賞典ダンツフレーム(59kg)
・04年10月24日・太秦Sアタゴタイショウ(59kg)
・06年3月26日・マーチSヒシアトラス(59kg)
・06年7月9日・七夕賞メイショウカイドウ(59kg)

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