「
シルクロードS・G3」(29日、中京)
先週の東海Sは
プロミストウォリアが条件戦から一気の4連勝でVを射止めたが、今週も同じような戦績の馬が1頭。目下4連勝中の外国産馬
マッドクールだ。破竹の勢いそのままに、上がり馬が重賞初挑戦で大仕事を成し遂げる。
ここまでの4連勝全てが、モノが違うと言わんばかりの完勝劇。
池添学師は「デビュー前からすごくいい動きをしていましたし、未勝利戦を勝った時から“上の方に行くのだろうな”というのはありました」と、早い段階から大器の片りんを感じ取っていた。デビューからの2戦はともに3着に敗退。だが、千六の距離、そしてダートとそれぞれに敗因は明確だ。自身が最も輝ける条件を見つけた今なら、もはや敵はいない。
1週前の栗東坂路で4F52秒8-37秒9-11秒8と文句なしの動きを披露したように、態勢は万全だ。「今回は一気に相手が強くなりますが、その分の斤量差もありますからね。ここで賞金を加算できなければ、
高松宮記念も厳しくなるので」と指揮官。見据える大舞台に向けて、最高の形でスタートを切ってみせる。
提供:デイリースポーツ