◆第63回
きさらぎ賞・G3(2月5日、中京・芝2000メートル)
第63回
きさらぎ賞・G3(5日、中京)で紅一点の
レミージュが、強力な牡馬に立ち向かう。牝馬が
きさらぎ賞を勝てば、15年の
ルージュバック以来史上2頭目(ダート6ハロン戦だった1961、64年の2勝をのぞく)の快挙。松永幹調教師は「(結果次第で)先が広がるので、
桜花賞、
オークスも楽しみになりますね」と期待を寄せる。
牡馬混合重賞を選んだ理由が、距離とコース形態だ。これまでの全3戦が1800〜2000メートルだが、小倉、福島、阪神内回りと比較的小回りなコースばかり。「オーナーとゆったり走れる距離がいいと話して、ここになりました」。伸びやかなフットワークを生かせる広い中京2000メートルの舞台を狙った。
前走の
エリカ賞は11番人気で逃げ切り。直線でも脚いろは衰えず、2着馬の猛追を首差でしのいだ。指揮官は「頑張りましたね。未勝利を勝ったばかりでどうかと思ったけど、実戦タイプだった」と評価する。
1月26日は栗東・坂路で
荻野極を背に54秒8―12秒0。馬なりで、軽やかな伸び脚を見せた。「以前より動けるようになっています。このメンバーでどれだけやれるか。でも、オープン馬ですし期待しています」と松永幹師。強敵をなぎ倒し、牝馬3冠戦線へと名乗りを上げる。(水納 愛美)
スポーツ報知