東京は芝ダートともに良。芝は先週と大きな変化がなく、脚質を問わずに速い上がりを使える馬を重視したい。中山などの上がりがかかる決着を得意としている馬は割引。好走時の上がり3Fのタイムは要チェックだ。ダートは東京らしく差しも届いている。土曜はキングマンボ系が好調だった。

　中京も芝ダートともに良。芝は見た目に反して内が悪くない。差しが届かないわけではないが、穴を狙うなら内ラチ沿いを通れる逃げ先行馬だろう。ダートは今年一番といえるぐらいに乾いている。その影響か、土曜は500kg以上の大型馬の好走が目立った。

　小倉の芝は意外に内が伸びる。とりわけ1200mは内枠の逃げ先行馬に分がある。ダートはなかなか乾かないので、土曜に続いて稍重かも。時計は良と同じレベルだが、土曜は先行馬と内を回した馬が有利に映った。

【注目馬】
東京11R・ジャスティンカフェ…昨年5月に今回と同舞台の湘南Ｓを差し切り。当時の上がり3F32秒9は2位に0秒7差の驚異的なものだった。直線で前が詰まった前走のマイルCSは参考外。ベスト舞台で重賞初制覇だ。

中京9R・ラヴォラーレ…昨年3月には今回と同じ中京ダ1900mで現級2着の実績あり。500kgを優に超える大型馬だけに器用さがなく、成績が安定しないが、土曜の中京ダートはこういうタイプがよく走っていた。一変があっていい。

小倉6R・イースターエッグ…前走は今回と同じ小倉芝1200mで好時計決着の2着。絶好3番枠からハナを奪い、今度こそ押し切る。