「
デイリー杯クイーンC・G3」(11日、東京)
阪神JF3着馬
ドゥアイズ。春のクラシック戦線に向け、ここから歩を進める。
新馬戦勝ちの1勝のみだが、4戦全てで人気を上回る走りを見せてきた。2走前の札幌2歳Sは6番人気で2着、前走の
阪神JFでは10番人気ながらも3着に好走した。舞台を問わず、いい脚を長く使えるのは大きな武器。中心に推される今回も、人気に応えること必至だろう。
1週前は栗東CWでの併せ馬で豪快な脚さばきを披露。主戦の吉田隼を背に、3頭併せの最内から鋭く突き抜けた。タイムも6F83秒0-37秒4-12秒1と上々で、庄野師も「反応が良く、いい追い切りでした。これだけ動けばジョッキーも十分と言っていたし、ちょうどいいくらいに仕上がるかな」と満足げだ。「力をつけているし、折り合い面も良くなっている。馬体も大きくなった」と成長に手応えを深めた。
初の東京では、コース形態、長距離輸送とクラシックを戦う上で克服すべき課題もある。ただ、乗り越えた先には栄光が待っている。19年には
クロノジェネシス、21年には
アカイトリノムスメと、のちのG1馬がここから羽ばたいた出世レース。タイトル初奪取で、未来を切り開く。
提供:デイリースポーツ