スマートフォン版へ

【京都記念】ドウデュース しまい伸びて元気いっぱい!ラスト11秒2、勝ってドバイターフに弾み

スポニチ
  • 2023年02月09日(木) 05時30分
 伝統のG2「第116回京都記念」の追い切りが8日、東西トレセンで行われ、昨年のダービー馬ドウデュースは栗東ポリトラックで軽快なフットワークを披露。昨秋の凱旋門賞19着以来だが中間は豊富な乗り込みで好仕上がり。次戦のドバイターフに向け、結果が求められる。

 全力疾走は本番だけでいい。昨年のダービー馬ドウデュースは負荷をかけすぎず、上がり重点でポリトラックを駆け抜けた。ゆったりした入りから外ラチいっぱいを回って直線へ。残り1Fで前川助手が促すとグイグイ脚を伸ばし、6F82秒2〜1F11秒2を軽々と刻んだ。身のこなしが柔らかく、この馬らしい全身を使った大きなフットワーク。ここ2走は海外遠征のため、ポリトラックでの最終追いはダービー以来となる。友道師は「サラッとしまいを伸ばす感じ。全体時計は速くなかったが最後の反応は良かったし、追うごとに体も締まって元気いっぱいです」と納得の表情だ。

 歴史に名を刻もうと海を渡った昨秋の仏遠征。前哨戦のニエル賞4着、凱旋門賞19着と欧州の壁は分厚かった。指揮官は「凱旋門賞は(レース直前に降った)雨の影響もあったと思うが、心身とも日本にいる時とは違った」と海外初遠征で精神の乱れがあったという。帰国後は疲れがすぐに回復し、ジャパンC参戦プランも浮上したが焦らず、年内休養へ。友道師は「オーナー、武豊騎手と話して春の目標はドバイターフ(3月25日、メイダン)、前哨戦を京都記念に決めました」と説明。昨年の経験を糧に今年も世界に照準を合わせる。

 デビューからコンビを組む武豊は1週前追い(CWコース6F80秒3〜1F11秒2)で凱旋門賞以来、相棒の背中にまたがった。武豊は「相変わらず走るな、と思った。ダービー馬の風格がある。2歳チャンピオン(21年朝日杯FS)になって、ダービーも勝って、いろいろな夢を実現してくれている。この馬でレースに出るのが楽しみです」と期待を膨らませる。

 武豊は06年シックスセンス、07年アドマイヤムーン、12年トレイルブレイザー、13年トーセンラー京都記念をV。勝てば元騎手の高橋成忠氏(元調教師)に並ぶ最多5勝となる。「休養を取って仕切り直しの一戦。次はドバイターフだとハッキリしているし、そこにつながる内容で結果を出したい」と鞍上は力を込めた。ダービー以来の国内戦。ファンの前で力を示し、胸を張って再び海を渡る。

 《ダービー馬75年ぶりVへ》ダービー馬の京都記念出走は21年5着ワグネリアン、22年11着マカヒキに続いて3年連続。21世紀に入ってコンスタントに出走しているが意外に勝ち星がなく、距離が3000メートルだった48年春(83年まで春と秋の年2回実施)にマツミドリが勝って以降、延べ13頭が出走して未勝利となっている。この間、54年春のボストニアンと01年アグネスフライトの2着が最高着順。ドウデュースが勝てばダービー馬による75年ぶりの京都記念Vとなる。

スポニチ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す