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共同通信杯追い切り(8日、栗東トレセン)
第57回
共同通信杯・G3(12日、東京)の追い切りが8日、東西トレセンで行われた。東西本紙予想担当で、美浦・西山智昭、栗東・吉村達の両記者がそれぞれ注目馬の仕上がりを
ジャッジした。
吉村(以下、吉)「今年の
共同通信杯は好メンバーがそろった印象だけど、関東の注目馬はどう?」
西山(以下、西)「
ダノンザタイガーは1週前に主戦の川田が栗東から駆けつけて負荷をかけたこともあり微調整という感じでしたが、動きは良かったですね」
吉「先週の
きさらぎ賞を勝った
フリームファクシの鞍上が今週も有力馬に騎乗か」
西「先週の川田は『もっと良くなってくると思います』と、期待しているからこそ厳しめの
ジャッジでしたが、国枝調教師は『実が入ってきて、メンタルもいい感じ』と。東京スポーツ杯2歳S2着以来の3か月ぶりですが、言葉通り心身の成長を感じました」
吉「
朝日杯FS3着の
レイベリングは?」
西「こちらも目立つ動きで、鹿戸調教師は『以前は前進気勢が強かったけど、今はだいぶ落ち着いている』と精神面を評価。距離延長はこなせるとの見立てでした。関西の有力馬はどうですか?」
吉「
ホープフルSで◎だったように素質を評価している
ファントムシーフは、ラスト11秒3とシャープな伸び。体調の良さが伝わってきた。実績上位だし、巻き返してくるんじゃないか」
西「3頭併せで遅れた点は?」
吉「余田助手は『仕掛けが遅れたぶん。気にしなくていいです。雰囲気自体はすごく良かったので』と強調していた」
西「
タッチウッドも2週続けて11秒台ですね」
吉「直線をサッと伸ばす程度だったが、ゴール前は体を大きく使って楽々と11秒台が出た。武幸調教師も『能力があるのは分かっていたけど、新馬戦は思った以上に強い勝ち方』とかなり期待が大きい様子だった」
西「最後に関東の伏兵として美浦・Wコースでオープン馬の
リュウノユキナに先着した
シルバースペードを挙げておきます。抜群の動きで一発ありそうです」
スポーツ報知