12日、札幌競馬場で行われた3R・2歳新馬(ダート1000m)は、
福永祐一騎手騎乗の3番人気
マルマツフライト(牡2、美浦・和田正道厩舎)が、好スタートから道中は2番手を追走、直線では逃げる1番人気
ファンダフルを豪快に突き放し、3.1/2馬身差をつけて快勝。この勝利が
アグネスフライト産駒の中央・地方通じての初勝利となった。勝ちタイムは1分01秒1(良)。さらに4馬身差の3着には後方から伸びた10番人気
ジエクストリームが入り、1番人気の
ワールドマスターは10着に敗れた。
勝った
マルマツフライトは、
父アグネスフライト、
母マルマツフィーバー(
その父アスワン)という血統。
アグネスフライトは
父サンデーサイレンス、母は90年
桜花賞(GI)を勝った
アグネスフローラ(
その父ロイヤルスキー)という血統。祖母は79年の
オークス馬
アグネスレディーで、全弟に01年
皐月賞(GI)を勝ち4戦4勝で引退した
アグネスタキオンがいる。00年
京都新聞杯(GIII)で重賞初制覇を飾ると、続く00年
日本ダービー(GI)を制し、母仔3代のクラシック制覇を果たした。03年5月に通算14戦4勝(重賞2勝)の成績で引退。浦河町の日高スタリオン
ステーションで種牡馬入りした。04年に脱腸の一種である鼠径(そけい)ヘルニアを患い、種付けを一時中止していたが、その後は順調に回復。初年度は62頭に種付けを行い、27頭が血統登録されている。