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【フェブラリーSレース後コメント】レモンポップ坂井瑠星騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2023年02月19日(日) 18時39分
東京11Rの第40回フェブラリーステークス(4歳以上GI・ダート1600m)は1番人気レモンポップ(坂井瑠星騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分35秒6(良)。1馬身半差の2着に3番人気レッドルゼル、さらに2馬身半差の3着に4番人気メイショウハリオが入った。

レモンポップは美浦・田中博康厩舎の5歳牡馬で、父Lemon Drop Kid母Unreachable(母の父Giant's Causeway)。通算成績は11戦8勝。

レース後のコメント
1着 レモンポップ(坂井瑠星騎手)
「このような人気になっている馬でチャンスを頂いて、何とか結果で応えたいと思っていたので、凄くホッとしています。
 
 調教から乗った時から凄く乗りやすい馬だと思いましたし、あとは枠順や並びを見て、何か行く馬を行かせて、それを見ながら運べれば良いなと田中博康先生とも話していました。そのプラン通りに行きましたし、道中の手応えも良かったです。追い出してから苦しい形だったと思いますが、最後までしっかりと脚を使ってくれて勝つことができました。

 とにかく精神的にどっしりしていて、馬が『緊張しなくて良いよ』と言っているようで、僕はただ乗っているだけでした。その辺りが強みだと思います。今年最初のGIを勝たせて頂いて、明日からはサウジアラビアに行きますが、そこでも結果を出して、これからもっともっと勝てるように頑張りたいと思います」

(田中博康調教師)
「とてもうれしいです。根岸Sがとてもタフなレースになり、疲れを見せない馬なので、どのくらい疲れが抜けたのか、慎重に厩舎として判断して調整してきました。去年の武蔵野Sの後に、オーナーとの話し合いでフェブラリーSに向かうというのは決まっていましたが、悪い状態では使えない、というので、レース後の状態を見極めてから出走を判断しました。

(今日は)引き続き状態は良さそうで、特に精神面で張り詰めた感じもなかったですし、心身のバランスが取れていると感じました。 テン乗りの坂井瑠星騎手が騎乗でしたが、非常に上手にゲートを出してくれ、道中のリズムも本当に良かったです。1400mのダートでは(馬なりで先頭に立つ)そういうレモンポップをよく見ていたのですが、今回は1600mのGIで同じことができるのかがポイントでした。テン乗りにして、馬が本当に頑張ってくれたと思います。

 馬なりで上がっていく姿を見て、これはいけるのではないか、という手応えはありましたが、一線級の馬が追い上げてきて、辛抱してくれと思っていました。(1着でゴールして)ホッとしたというよりは、今回に限ってはうれしかったです。

 管理しているこちらとしては、1600mという距離が壁になると思っていまして、フェブラリーSに使うという判断も、オーナーの強い意思があってこその出走でしたので、そこに関してはオーナーサイドに非常に感謝しています。戦績も立派な仔で、途中で1年休んだり、順調に過ごしていない期間もありましたが、こうやって大きな舞台に立てて、非常にうれしく思います。

 いつも一生懸命、厩舎一丸となって取り組んでいるところですが、順調に行っていない時期が長く、オーナーサイドも厩舎も心配をしていましたし、そういったところもスタッフが頑張ってくれたと思います。

(坂井瑠星騎手は)今週の追い切りに乗ってもらって、乗りやすいのを確認してもらっていて、安心してレースに行ってもらえるかな、というところでしたが、あれだけのジョッキーなので、レース前も緊張している感じがなくて、あとは気楽に乗ってほしいと思っていました。並び的にも難しいレースになると考えていましたので、本人はいろいろ考えた中で、冷静に乗ってくれたと思います。非常に感謝しています。

 こうして1番人気で迎えられて、本当にこの仔にはたくさんの経験をさせてもらっています。さらにレモンポップの活躍の場を求めていかないといけないと思っていますし、厩舎として今後に活かしていきたいと思います。

(ファンに)たくさんの支持をいただけたこと、本当にうれしく思います。ありがとうございます。今後、まだ5歳ですが、これから充実期を迎えると思っています。ますます活躍させられるように、厩舎として頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

2着 レッドルゼル(川田将雅騎手)
「返し馬で具合の良さを感じていて、その通りの内容でした。全力で走っての2着ですね。いい形でドバイへ向かえます」

3着 メイショウハリオ(浜中俊騎手)
「馬の感じはここ数戦の中で一番良く感じ、狙っていこうと思っていました。ゲートで躓くアクシデントがありましたが、それをカバーするのも騎手の仕事。最後は良い脚できていますし、本当にもったいなかったです」

4着 ドライスタウト(戸崎圭太騎手)
「状態良くイメージ通りの競馬はできました。残念でしたが、また力をつけて近いうちに巻き返したいと思います」

5着 アドマイヤルプス(内田博幸騎手)
「頑張りました、偉い馬です。周囲に有力馬がいる枠から、それらを見ながらレースができました。よく粘ってくれていますが、やはりGI級の馬は強いです。それでも掲示板に乗れたのは良かったですし兆しが見えました。ブリンカーが効いた事もあるでしょうし、1600mが良いのかもしれません」

6着 スピーディキック(藤原智行調教師)
パトロールビデオを見ましたが、2回くらい進路が詰まっていました。直線で切れる脚を見せてくれましたが、切れ過ぎた分、前が詰まったのだと思います。よく頑張っていますし、次につながる競馬だったと思います。

 ダートのマイルが合っているので、コンディション次第ですが、この後はかしわ記念を考えています」

7着 ヘリオス(武豊騎手)
「今日は良い形で折り合いもついて直線を向きましたが、東京の1600mは少し長いかなと思います」

9着 シャールズスパイト(R.アトフィールド調教師)
「馬はキックバックを嫌がっていましたが、頑張ってくれました。直線で進路が開かなかったのは言い訳にはなりませんが、この馬にはダート馬場は深く、やはり芝向きだと再認識しました」

(J.モレイラ騎手)
「強い日本馬が相手でしたし、 北米で経験したよりも深い馬場をこなすことができませんでした。直線では多少もたつくシーンがありましたが、勝負にならないようなレース選びではなかったと思います。本来の力を出し切れなかったように感じます。(個人的には)また近い将来、日本で騎乗できることを願っています」

10着 ケンシンコウ(T.バシュロ騎手)
「今日はスタートが良かったのですが、位置をキープするのにエネルギーを使い、ペースも合いませんでした。もう少し長い距離を使うのも面白いかもしれません」

12着 オーヴェルニュ(福永祐一騎手)
「輸送がうまくいかなかったようで馬の元気がありませんでした。こういう流れになると思っていましたから逃げ馬の後ろでと思っていたのですが進んで行きませんでした。輸送競馬は苦手なようです」

15着 ショウナンナデシコ(横山武史騎手)
「前走より具合は良く感じられました。結果は残念でしたが、したい競馬はできました」

ラジオNIKKEI

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