ここ3回に関しては1・2番人気がいずれも馬券圏内という比較的順当な結果に落ち着いているが、過去には
テンジンショウグン、
レオリュウホウ、
ネコパンチの3頭が単勝万馬券で制しているレース。中山2500mという特殊なコースで行われるため、他場での実績が当てにできない面がある。
1.先行力が必要
過去10回で、4角5番手以内だった馬が9勝、3番手以内に絞っても6勝をあげている。一昨年は9番人気
スティッフェリオが早めに動いて4角2番手で3着など、前々で積極的な競馬をした人気薄が激走することも珍しくない。
2.前走の距離に注目
過去10回で、前走が2000m以下の距離だった馬は[0-0-3-26]で複勝率10.3%しかない。また、3000m以上だった馬も[0-1-1-20]で複勝率9.1%。前走の距離が2200〜2500mだった馬が3着以内の大半を占める。
3.前走GI組が力を見せる
過去10回で、前走がGIだった馬が[4-5-3-13]で複勝率48.0%。対して、前走がGIIだった馬は[5-4-5-49]で複勝率22.2%、前走がGIIIだった馬は[0-0-2-20]で複勝率9.1%。前走がGIで凡走していた馬が変わり身を見せる、というケースも珍しくない。
人気2頭が先行馬なので展開がカギとなりそうだが、それらを見る位置で立ち回っていきそうな
ボッケリーニに期待したい。昨年のこのレースで
タイトルホルダーにクビ差まで迫って2着。近2走はGIで崩れているが見限るには早計で、GIIなら変わり身があってもおかしくないだろう。