◇G1・
ドバイワールドカップ(2023年3月25日 メイダン・ダート2000メートル)
ドバイワールドカップは
川田将雅が騎乗した
ウシュバテソーロ(牡6=高木)が制し、日本馬としては11年
ヴィクトワールピサ以来、ダート開催では初めてとなる快挙を成し遂げた。
とてつもないストーリーがドバイで結実した。19年8月にデビューした
ウシュバテソーロは約1年前の22年4月3日の
美浦Sまで芝で22戦3勝。同4月30日の
横浜Sで初ダートに臨み、重馬場で上がり3F34秒0という芝並みの末脚で突き抜けた。
続くラジオ日本賞は3着に敗れたものの、
ブラジルC、
カノープスS、
東京大賞典、
川崎記念、
ドバイワールドカップと怒とうの5連勝で世界一に。ドバイでは1着賞金は696万ドル(9億1778万400円、
JRAの今年のレース=1ドル131・865円)の
ビッグマネーをゲットした。
レース後、馬主サイドは芝の
凱旋門賞への挑戦にも意欲を見せた。父
オルフェーヴルは12、13年2年連続2着の夢舞台。偉大な父の血を引く
ウシュバテソーロが、フランスでも常識破りのレースを見せる可能性は十分だ。
スポニチ